トニーたけざきのガンダム漫画 (角川コミックス・エース)
「ファースト」本放送時から延々とガンダムファンをやっている者ですが、「ガンダムエース」のムーブメントには係わりを持たないようにしていました。
「ガンダムとはアニメ作品である」というこだわりもあったし、「SEED」を視て、「ガンダムとは縁切りだ」と思ったことも事実です。何より「もうガンダムって歳でもないよな」という思いが大きく、あえて「ガンダムエース」を遠ざけていました。
ただ、それが大きな誤りだと悟ったのはこの本と「ガンダムさん」の単行本を手にした時です。そこには私のように延々とガンダムと付き合ってきた者こそが楽しめる世界が広がっていました。
この本のネタになっているシーンは全て思い浮かべることが出来ます。テレビ版と映画版の差異をネタした話は爆笑しましたし、セイラやキシリアのいじりかたは見事の一言、タムラやマーカー・オスカのネタなども、原作に対するリスペクトが無ければ思いもつかないでしょうね。ファンとして作品に注いでいる思い入れと作者の思い入れが見事にシンクロしたようで、とても気分の良い一時を過ごさせていただきました。
ガンダムという作品と知り合っていて良かったと思える一冊です。
トニーたけざきのガンダム漫画 2 (角川コミックス・エース 113-2)
特に、ガンプラを作った人なら一度はやってみたいと思ったであろう事を実際にやってる所とか!個人でアレをやるのは大変だな〜(ていうか作者はやってる訳だが)。
HGジム一小隊ならウチにもあるけど・・。・・・いいなあ、中隊・・。モデラーとしてのテクもかなりのものですね、トニーさんは。
一巻も面白かったけど、個人的にはこっちの巻の方が好き。
他のパロディ漫画みたく嘲りがないトコも好き。ここにはマキャベリズムの匂いはありません。
岸和田博士の科学的愛情~逆襲篇~
ドラマ(?)第2弾です。 ドラマというかギャグ連発の怒涛CDですね。
今回は安川くん役の千葉繁さんが演出としても大活躍。…というより自分で自分の首をしめているような大変な状況。
第1弾は1回1回ごとにナレーションが入って、若干本編が少なかった気がしたので、今回はそこが改善されています。
チャプター17は千葉さんが声優生命(?)をかけて己の限界に挑んでいます。
ベテラン二人に囲まれて最後は昇天。それもある意味、演出のうちなんでしょうが、内海さんの「千葉ちゃん…大丈夫?」はおそらく本音。
千葉さんファン必見、いや必聴です。
9.8割ギャグですが、1トラックだけセクシーな博士いやいや野沢那智さんの(洋画のような)甘い科白があります。
とにかく出演役者全員で息切れしそうなテンションの高さで突っ走っているCDです。何も考えず聴いて、日ごろの疲れを癒しましょう。
アニメタルのベスト
今まで発売されたシングル曲を含むベスト盤。
オリジナルを忘れるほどのメタルアレンジには毎回感心するばかりだが、加えてメドレーアレンジも素晴らしく上手い。
テーマごとに分けられていて、しかもマラソンにはない曲もあるので聞き逃せない。
ほとんどの曲が有名なものばかりなので、マニアックなアニメタルマラソンはどうも・・・という人でも気軽に聴けるんじゃないでしょうか。
アニメタルレディーも収録されているのでお得ですよ。
トニーたけざきのガンダム漫画 III (角川コミックス・エース 113-3)
力押しでなく趣向を凝らしたハイセンスなギャグが炸裂しています。
ガンダムエースには様々作品が掲載されておりますが
この作品が最も『TVアニメ 機動戦士ガンダム』という作品に強い愛情があると感じられます。
ただ巻を追うごとに単行本の厚み(内容でなく物質的なページ数)が減っているのは残念です。