センセイの鞄 [VHS]
パジャマのままセンセイの家へと夜道を走る月子さん。恋って こういうものなんだなあ、、と思います。月子さんが慌てて身支度をするシーンが何ヶ所かありますが、見ている方は何だか楽しいのです。月子さん(小泉今日子)が可愛いからでしょう。ラストシーンもよくできていると思います。月子さんとセンセイの恋愛が軸ですが、人生って一体どういうものなんだろうか、と考えさせられました。
センセイの鞄 [DVD]
ではなく、「恋愛に歳は関係ありません!}と、つきこさん。「・・その反対だったら?」と、先生69才。携帯電話を持たされてしまう先生。なかなか目的が達せられないふたり。随所にあったかい笑いがちりばめられ、観て得する感じな舞台です。細かいお楽しみはご覧になって下さい。最後まで久世音楽座?の出演者ご一同に満足まんぞくでした。
棒がいっぽん (Mag comics)
初めて読んだ時、今まで外に出す事のなかった自分の中の、自分にだけ広がっている世界が丁寧に、忠実に描かれている気がしました。
脳みそがくるんと裏返った感触です。
何かしら、物を作る人ならば、尚更是非読んでほしい。1コマずつ、丁寧に読んでほしい。
表現するという事の根っこの部分と天辺の部分が、同居しています。
風花 (集英社文庫 か)
浮気している夫に激怒するでもなく、見捨てるでもなく、ぼーっとしているヒロイン「のゆり」に、最後までなかなか感情移入できず。大事件はなくても、はっとさせられる細かいエピソードでつないでいく川上ワールドは、この本ではあまり展開されていなかったような……。
ところが、エンディングでは、けっこう泣かされてしまいました。結局不器用な恋人同士にもどったような二人に、ほだされてしまったみたい。
結婚七年、33歳、子どもなし――ありふれた設定だけに、人物像に強力な魅力がないと、なかなか難しいなあ、と感じた本でした。
センセイの鞄 [DVD]
ぐずなセンセイと恋愛下手な月子さん、30歳以上も年の離れたふたりが、すれ違い、ぶつかりながら、ひとつの愛をあわあわと育ててゆく物語です。原作の世界観を大切にしながらも、いい意味でそこにしばられていないストーリーは、見る人すべてを、深く切ない感動へと誘うことでしょう。この作品をBSで観て、小泉今日子さんは私の中で特別な女優になりました。一度でも、だれかを愛したことがあるあなたに、無条件でお勧めします。