なぜ、脳は神を創ったのか? (フォレスト2545新書)
「なぜ、脳は神を創ったのか?」
見るからに読みたくなるような題名の本です。そして、読んでみてその筋書きも旨く纏められているなあと感心します。
宗教の本質がよく表されていて、なぜ人間が神を創ってしまったのかも分かるような気がします。
宗教について興味のある方も多いでしょう。そういう方に推奨したい本でもあります。
私も興味があり、第3章の「神は存在するのか?」は何回も読み直しました。
最後の章(第5章)に人間の価値観ということについて著者が最も訴えたかったことが書かれていますが、少々理想像の抽象的内容にガッカリしてしまいました。著者の専門であるところの機能脳科学を詳しく紐解いて解説されていたならば、最高の著書になっていたかもしれません。
KOIZUMI 小型シーリングライト 人感センサ付き BHE570086
我が家は築20年の年代もののマンション、玄関の照明はスイッチでon/offするタイプでなんとかならぬものかと思っていたところホームセンターでこの商品を発見し、ネットで価格を調べていたら一番安いようだったので即買いしました。
取り付けも一人で簡単に出来ました。
取説を見るとトイレ用の照明のようでデザインがパッとしない気もします、それとセンサーのついている位置のせいか感知する範囲が360°ではありませんが調節次第でなんとかなります。値段の安さを考えるとマンションの玄関や廊下なら充分満足できます。
ビジョンの条件 (実業之日本社文庫)
同族会社の巨大な悪の組織を相手に、共同のビジョンを持ってそれに立ち向かう人間模様が旨く描かれた作品です。
非常に細かいところまで描写が行き届いていて、読者を引き付ける魅力ある作品だと思われます。
かなり様々な人間が登場しますが、それぞれには個性があり、その個性を生かしながら立ち振る舞う姿が良く捉えられています。
一人の人間だけを中心に描くのではなく、関係する人物をそれぞれの角度から描写し、それが作品の奥の深さに繋がっています。
ひょっとしたら、この作品に出てくるような社会構成は(読者の)身近に感じられるかもしれませんね。そういう読者はおそらく共感を持ちながら読まれることでしょう。
我々もビジョンを持って生きたいですね。
人間の証明 (角川文庫)
あれはもう三十年近くも前になるのか。森村氏の乱歩賞受賞作「高層の死角」でファンになり、年賀状を出したら、返事が来てしまった!さらに根強いファンになり多くの作品を読むことになった。
氏の旺盛な執筆活動とその後の作品群を高く評価するものではあるけれど「証明」三部作、特にこの「人間の証明」は氏の作品の中でも最高傑作だと思う。
映画化され、テレビドラマ化されたこともある。だが、それが、なくてのこの作品は最も哀しく、最もせつなく、最も美しい、そして最も人間を深く描いた作品だと思う。
久しぶりに手にとって見たが、やはり感動した。トリックがどうとか、謎解きがどうとか言う以前に「子供の哀しみ」「母の痛み」「人間の性」に感動した。
若い人でまだ読んでいない人も多いだろう。時代で色褪せることのない作品の一つだ。是非、読んでもらいたい。