
Bert and John
アメリカのそれと異なり、イギリスにおけるフォークロックは、声高にアジテーションを唱えるよりも、むしろケルト民謡の伝統に則って精神の内奥に深く沈潜していく方向で発展してきた。本作は、バートとジョンの二人によるギターのインタープレイが聴き物である。テクニック的には非常に高度なことをやっているが、むしろ聴くべきはその暗鬱なメロディーラインである。バロックやインド音楽の要素さえ感じさせるダウナーなサウンドは、お休み前のリラクゼーション音楽としても最適かもしれない。
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