戦艦ポチョムキン 復元(2005年ベルリン国際映画祭上映)・マイゼル版 クリティカル・エディション [DVD]
本作品は様々なメディアが出ていますが本メディア(復元マイゼル版)が決定版でしょう。映画としても見事なテンポ、見事なストーリーテリングです。「血の日曜日事件」と共にロシア革命の幕開けとされる「戦艦ポチョムキンの反乱」を描いた歴史的傑作を決定版にてぜひご覧いただきたい。
戦艦ポチョムキン【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
古典的名作ということで、十数年ぶりに買って見なおしました。若いときは分からなかったのですが、単なるモンタージュ映画の教科書的存在というだけではなく、画面そのものに映り込んだ「顔」の数々に見惚れてしまいました。彼ら彼女らが名のある役者さんだったのかどうかは分かりません。けれども時代や歴史を感じさせる「顔」が消え失せつつある最近の映像作品やメディアの文法と比べると、モブシーンとクローズアップの交錯とともにわき起こってくる圧倒的なリアリティは、追随を許すものではありません。一人一人の手や足、顔や声が、歴史を作るはず。今は亡き淀川氏の解説も、味わい深く、導入に最適です。
戦艦ポチョムキン (国民文庫 839)
オデッサの階段シーンはあまりにも有名だが、この映画のテーマである「革命」は、いまや過去のものになっているのではないだろうか。だからといって、この映画の価値が無くなってしまったと考えるのは早急だろう。たしかに、この映画は、多くの映画に影響を与えたことは否定できないからだ。
本書には、映画に関するエピソードがある。たとえば、オデッサの部分には、エイゼンシュテインの母親が出演していることや、エイゼンシュテインが日本語に興味を持っていて勉強していたことなどがある。
ただ、『戦艦ポチョムキン』に詳しいひとには、量的に物足りないかもしれない。しかし、巻末のシナリオは、資料的価値が高いと思う。
戦艦ポチョムキン[DVD]
500円という廉価版でも映像はとてもきれいで満足しています。監督のエイゼンシュタインは来日したときに新聞の「聞く」という漢字が、「門」と「耳」とい全く異なった意味を持つ字が合わさって(会意文字)「聞く」という全く異なった意味になるのだと教えてもらい、異なる場面を合わせてリアリズムを出すモンタージュの手法を考えついたと聞いた事があります。私はショスタコビッチの音楽のBGMも好きで、この盤を見ながらショスタコビッチの音楽が頭の中に響いています。モンタージュという手法で、実物を見るよりリアルに見えます。臨場感を体験する映画と言えます。映画史に残る逸品です。
戦艦ポチョムキン
今までとは違ったアルバムでしたが、もともとニールテナントがやりたがっていたサウンドトラックを遂に実現させたという感じを受けました彼が好きだと言っていたエンニオモリコーネの影響も現れているとも個人的な感想ですが思います。私もエンニオモリコーネが好きなので素晴らしい出来だとおもいました。petshopboysのファンの方たちは意見が別れるとは思いますが真のファンでしたらきっと納得出来るアルバムだと思います。