Prisoner Of Love(CD+DVD)
先ずこのジャズのアルバムのような雰囲気あるジャケットが凄くよくて、ずっと気になってとうとう手にしてしまいました。彼女の自然な表情、衣服と背景の色のハーモニーが、光の具合でとても綺麗に浮び上がり、いいショットですよね。そして写真がいいから余計な装飾を加えず、シンプルなタイトルフォントで全体の色合いに調和するイエローを選んだセンス。そしてよくみると蜜柑を剥いているというユーモアなワンポイントもきいて、暫く眺めていられる醍醐味あるジャケットに仕上がっていると思います。
そしてジャズの名盤は名ジャケットがつくように、この楽曲も彼女を代表する人間味ある一曲となりました。先ず歌詞では“残酷な現実が二人を引き裂けばより一層強く惹かれ合う”、或は“孤独でも辛くても平気だと思える”…など深みある物語ですね。竹内まりやの大人な恋愛世界のようです。また旋律も雄弁。サビに辿り付くまで無機質な音型ですが、“あなた”が現れるサビから音符が劇的に動きだすのです。そしてこのサビの、抑揚あり鋭く切れこむラインは、決してラヴソングのサビに定番の安定した精神性を描く旋律ではなく、美しさよりヒロインの衝動を映すようなストレートな感情の起伏。またそのサビを息せき切って決然と意思を刻み込むような歌い方(だけど切なさが声に漂う)など、ここに熱いものが集中されています。
「Quiet〜」では旋律の構造をシンプルに見出させ、新しい風景がみえてくるよう。PVは彼女が曲作りをしている風景でPCや楽器に向う姿を映します。微妙な表情の移り変わりやトーンの違う衣装が興味深いですし、ノートの途中でちらりとみえるクマのイラストが何だかキュート。でもやはりいちばんは歌入れするシーンの、全身で歌っている様子がこの曲の感情を伝えてきます。
HEART STATION
やっぱり宇多田ヒカルはいい、これにつきます。
ULTRA BLUEで若干自分とは合わなくなってきたかなと思っていたのですが、
今回のアルバムは非常にいいです。
このアルバムはKiss&Cry以降が特に引き込まれてしまいます。
celebrateでの爽快感のあとのディープな世界のPrisoner of Loveの圧倒的な存在感。
Prisoner of Loveは久々に昔の感じで作ったというだけあってFisrt Loveが大好きな私はもう何度も何度も聴いてしまう作品です。
最後の虹色バスはB&Cを彷彿させる明るい曲でラストを飾っています。
ボーナストラックとして入っている大ヒット曲Flavor of lifeのオリジナルアレンジバージョンですが、私はこちらのアレンジの方が好きですね。
一過性のただの流行アーティストではないと言える宇多田ヒカルの実力を見せ付けられる非常にいいアルバムです。
こういうアルバムがまだキチンとヒットしてるあたりはまだ日本の音楽は救いようがあるのかな?
錦戸亮 Photo&Episode -Masculine Pride- (RECO BOOKS)
亮ちゃんめちゃくちゃかっこいいです!
写真もきれいでした。
でも、これといって新しい情報ではないというか、ファンなら
だれでも知っている情報ばかりだったかも・・・。
値段のわりにページ数も少ないかもしれません。
この本に新しい情報を求めているなら、おすすめはしませんが、
何年かたって読み返すときに楽しめるのかなあ?
空-ラストフレンズ その後
連ドラの脚本を担当されていた浅野さんご本人による続編小説(面白かったけど、注意喚起の意味を込めて、星4つにしました)。
色んな意味でスッキリ終わったとは言えなかった連ドラ。弁護するわけではありませんが、テレビにはさまざまな制約があって、作り手の創意工夫や視聴者の期待(要望)を全部反映できないことは不可避。また、答えをはっきり示すのには、それはそれでリスクがあります。今回のこの小説も、このままテレビドラマ化しようとすると、あらゆる方面からストップがかかり、「テレビ的」変更を求められるでしょう。とはいえ、連ドラ脚本の書き直しだと第一稿などは映像にならないので、自分の文章が最初から存在しなかったかのようになりますが、こうしていったん小説を書いておいて、それからテレビ的脚本に直したのであれば、少なくとも原案は世に残り、浅野さんも(何とか)納得できるのかもしれません。その上で、とりあえず書きたいものを思いっきりお書きになったのではと推測します。ご興味ある方、覚悟して手に取って下さい。
4年後という設定が絶妙ですね、まだ撮影すら始まっていませんが、上野さんの「大河終わり待ち」でしょうか(笑)。映画などと背伸びせず、テレビの2時間とか二夜連続4時間のスペシャルドラマなんかのほうが良いと思います。実現するなら、浅野さんがどう「テレビ用脚本化」するか、楽しみです。
フレンズ X(ザ・ファイナル) コレクターズセット [DVD]
どうしちゃったんだろう・・・お寒いギャグでぜんぜん笑えないんですけど。
本当はシーズン9で完結だったのが、ごたごたして伸びたそうで・・・
この10シーズンは全18話と他のシーズンに比べ少なくなっています。
初めの数話は面白かったのに、終わりに近づくにつれどんどん失速します。
このシーズンを救っているのはロスかな。彼が絡む話は面白かった!
それでもやっぱり最後は泣ける!あぁ、もう終わっちゃったんだな・・・
ってな訳で2点です。
後、このボックスは特典ディスクが付いています。
内容は
1)1〜4シーズン&10シーズンのNG集←本編より面白い!このために買ってもいいぐらいです。素の6人が垣間見れてファン必見の内容になっています。
2)シーズン9,10のゲストのチャーリー、マイク、エイミー3人のインタビュー集。←これも興味深いかな。他人から見た6人の仲のよさが感じられます。
3)ジョーイミュージッククリップ←あんまり期待しないでください笑。
本編は2点だけども、特典は5点なのでおすすめです!
ソフトシェル版にはこの特典が付いていないのでそちらで集めている方でもシーズン10はぜひこのボックスセットで!!