世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)
1867年(慶応四年)享年27歳の高杉晋作が、絵馬堂を前にして
功山寺で挙兵したとき、高杉晋作50人、伊藤博文30人。たったこれだけで幕府に第一次長州征伐で、恭順の意を示し屈服した長州藩本体3000の兵に向かっていった。伊藤が「この人と死ぬんだ」と思ったのも無理もない。高杉のすごさは、頭の回転と人望によって大逆転をしたことだ。絵馬堂を前に、悲壮さの中にすがすがしさがある。この天才を思うとき涙が止まらなかった。「面白きこともなき世を面白く」有名な辞世の句だが、冷めた目と人生や社会への達観は坂本竜馬と双璧だ。坂本も高杉も慶応四年に亡くなり、明治という年を見ることができなかった。維新の功労者でありながら不憫であると思った。伊藤博文が後年下関で、高杉の作った「どどいつ」を宴会で聞き、芸者に聞いたところ、作った人の名前を誰も知らない。伊藤は往時を思い(死ぬ事を覚悟し、必死で国事に奔走した当時の事を思い)ボロボロ泣き号泣始めるのである。私ももらい泣きしてしまった。大事をなした事を民衆に褒められる訳でもなく、自己の使命として人生を全うした高杉を思い、爵位、総理、官位を極めた伊藤が泣いた。もう兄と慕い命を預けた高杉晋作はもういない。吉田松陰の日本人の純粋な使命感に命をとした武士の姿を見る。それは西郷、大久保とも違う。坂本とも違う。
高杉晋作がなければ今の日本はない。
西郷、大久保、坂本がいなかったら日本がなかったのと同じように。
銀魂 帰ってきた3年Z組銀八先生リターンズ 冷血硬派高杉くん (JUMP J BOOKS)
銀八先生が帰ってくるということで、待ち望んで購入しました!!
まだ、最後までは読んでないんですけど・・。
面白いです!!高杉がボケているのがとても新鮮で、笑えましたね。
神威もでていて、どきどきしながら読んでます。
買って損はしないと思います!!
NHK大河ドラマ総集編 花神 [DVD]
放映時、年が若かったせいもあって、特に序盤はあまり楽しめなかったのを覚えています。しかし、後年、司馬作品を読んだりいろいろな時代物の映像作品を見るにつれ、この作品の素晴らしさが判ってきました。このドラマは維新史ものとしても珠玉のできですが、人間の性格などと言うあっさりした言葉では似つかわしくない、「根っこ」「根性」というものまで描き出しています。役者のみなさんもそれぞれ「ベストプレイ」をされていると思います。少しだけ残念なのは、河合継之助のパートが少ないことですね。放映時はその颯爽とした快男児ぶりにしびれました。テーマ曲も大河屈指の名曲でしょう。
幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬 [DVD]
DVDで出るんですね!!!
中古ビデオ買って何度も見ました。そして何度も同じ場面で泣きました。
好きな映画ベスト3に間違いなく入ります。
武田龍馬はどこまでも泥臭く、暑苦しく、人間臭くてカッコイイ
スマートな龍馬なんていらんのです。
そして音楽も非常にいいです。
マジでおススメです