歩いても歩いても [DVD]
ある夏の日、そこに集う家族の姿を描く作品。老いた両親のもとに帰る息子と娘とその家族が描かれ、そこで展開されるセリフやシチュエーションがリアル。わだかまり・よそよそしさ・ちょっとした皮肉など、マイナス要素と気まずさの展開に共感出来続ける。共感度の高さがこの作品への好感度そのもの。日本の夏の風物詩な要素がたっぷり、なのも大成功。
登場人物それぞれの立ち位置や思いを綴るのは難しい、と思える。家族という小さなコミュニティーの複雑さがあまりにもリアル。ただし、誰もが誰かや何かに思いを寄せている姿が響き続けて寄り添いたくなる気分満載。何気ないのに大共感。
何よりも、何気なさを実現し続けた俳優陣が素晴らしい!!特に、樹木希林さんの魅力と実力が溢れまくり。他の俳優陣の皆さんすべてが脚本を活かしまくって、リアルさが凄いと思えて素晴らしい。
情況は異なれど、自分投影度の高さも凄かった。ぜひ一度ご覧ください、帰省直前に観るのはお勧めしませんけど・・・な作品。
君の知らない物語
恋した少女の内面を星座にまつわる話に巧く重ねながら紡ぎだされる歌詞と、弾けるドラム音と軽快なピアノ音が絶妙に混ざり合い、まさに駆け抜けていく青春を爽やかに想起させてくれる逸品。
とても良い曲だと思いました。
誰も知らない [DVD]
人はいるのに無機質な街並み、ココロの居場所をさがす少女、身の置き場をさがす兄弟。
「子供を大事にしよう」なんてことは分かっている。
「育児放棄は犯罪だ」、そんなことは知っている。
でも、みんな自分の居場所を守るのに精一杯で、振り返ることをしない。
おそらく子供にとっては大きな傷だろう。
しかし、明日は来る。
だから、彼らは失った居場所をさがす、生きるために。
立ち上がろうとする強さと、迫りくる焦燥感とを感じた映画だった。
子供だけではない。私達の多くが孤独を感じ、居場所をさがしている。
寛容さのかけらもない世の中など誰も望んでいなかったのに…。
誰も教えてくれないお金の話
結婚後、保険やらマイホーム購入やらを考える中で読みました。
どのような保険に入るべきか、マイホームローンはどう組むべきか、ぼんやりとしか考えていなかった将来のお金のことが詰まった一冊でした。
漫画形式ということもあり、入門書として非常に取っ付きやすいいい本です。これから妻にも熟読させようと思います。