これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)
新しいラノベを求めて書店をさ迷い歩いていたところ、本作品を発見。
『これはゾンビですか? はい、魔装少女です』。タイトルの意味不明っぷりに惹かれて手に取りました。
いざ帰宅し中身を読み進めると、やはり意味不明でした。
ジャンルとしては、巻末の後書きに従うのであれば“アクションありホラーありのファンタジーラブコメ”になるのでしょうか。
主に展開されるのはラブコメであり、自らを指して『魔装少女』とする美少女ハルナが空から降ってきます。
他にネクロマンサーで無口無表情なユー、吸血鬼で忍者のセラと、主人公である相川 歩の4人での同居生活がストーリーの1つのメイン要素となっています。
他にもう1つメインと呼ぶべきエピソードがあり、それはハルナが元々いた異世界『ヴィリエ』からやってきた魔装少女の敵『メガロ』を倒すため、主人公が魔装少女に変身(女装)して戦う、というもの。
こちらがアクション&ホラー&ファンタジーパートと言えるでしょう(私的な感想としてはホラー要素は皆無でしたが)。
物語は主にこの2つの要素を主軸に進んでいくわけですが、既にこの時点で突っ込みどころ満載なのはお察しの通り。
所々で飛ばしてくるギャグもさることながら、ストーリーの進行もかなり早く、次から次へと出てくる突飛な展開に途中から突っ込むのはやめました。
特にアクションシーンでは描写不足が目立ち、果たして誰が何をしているのか判りづらいところが多々あります。
エピソードごとの繋がりも少々理解に苦しむところがあり、構成力・文章力に関してはお世辞にも上手いとは言えません。
と、悪い点が先に挙がる結果となってしまいましたが、キャラクターの魅力では他の作品にも勝るのではと思います。
三者三様で個性の強い美少女たちですが、それぞれが反発しあうことがなく存在感は損なわれていません。
ただ、それだけに勿体ない。
あまり話を詰め込まず、構成を練った上で3冊ぐらいに分けて彼女らの心の動きを緻密に濃密に描写していれば、きっと凄く面白い作品になったことでしょう。
それらを含めた総評としては、他の方のレビューにもありますが「いまいちよく分からない」といった感じになってしまいます。
本当に“人による作品”としか言い様がなく、何故かと言われても明確な解答は見つかりませんが、光る物は個性豊かなキャラクター達に確かに表れているもののそれを活かしきれていない『もどかしさ』が、この“よく分からない”の根底にあるのではないでしょうか。個人的にはそんな気がします。
それでも面白い、と思う方もいるかもしれませんし、もっと文章力を鍛えて書き下ろしてほしいという方もいるでしょう。
私としてはやや後者よりの意見ですが、次回以降の作品に期待する意味も込めて★4つとしておきます。
おやつですよ―くり返し作るわたしの定番レシピ集
こんな本を待っていました!出ては消えて行くお菓子のレシピ本、だいたい全部見ていますが、これは久しぶりにビビッときました。かしこまったお菓子ではなく、高価なスイーツでもなく、これはまさに家で気軽に作って食べる「ザ・おやつ」。これってレシッピ?というほどの簡単なもの(フルーツヨーグルト)からオーブンを使う焼き菓子、そしてなんとジュースやおにぎりまで…おやつってこんなに自由なんだというセレクト、そして本当に著者のなかしまさんが1年を通して家で食べているおやつなんだろうな、という本物感がリアルに伝わってきます。本の大きさやレシピも見やすく手に取ってみるとかなりしっくりきます。著者のエッセイもかなり充実していて、読んでいるだけでもいい意味で何となく懐かしく清々しい気持ちになります。いいことばっかりのようなこんなことが押し付けがましくなく自然にしみじみ伝わってくる骨太なレシピ本だと思います。男子にもおすすめです。
昭和の大ヒット大全集(下)
この種CDは他社からも多数だされてますが、不要な曲もいっぱい入って数万円程度してますが、この商品は50曲に絞られており、価格も手頃で、お勧め品だと思います。
良き昭和の、大好きだった曲、皆で歌ったり聞いた曲がほぼ網羅されており、それぞれの曲と共に、当時の思い出が走馬灯の様に浮かんできます。
家で聞くも良し!車で聞くも良し!吾輩は更に、家庭麻雀で仲間と一緒に聞き・口づさんでおります! 歌のある家庭に揉め事無し!! とても気に入ってます!!