Comme Des Garcons (Universe of Fashion)
今までの広告写真やDMカードの写真がほとんど掲載されてます。
ギャルソンらしい癖のある写真はなかなか迫力があります。広告写真に興味のある方にはおすすめですが、ギャルソンの服そのものはほとんど載っていないのでそっちが見たい人には少し物足りないかも。
吉田カバン完全読本 (エイムック (1060))
自社のホームページも無く、商品の全貌がつかみにくかった吉田カバンの、待望のカタログ集である。小売店のホームページを見ても、同社のすべての商品を掲載しているわけではない(特に「レザーもの」)ので、吉田のビジネス鞄を愛用している身としては、嬉しい限りだ。
またカタログだけでなく、吉田克幸氏以下、同社のスタッフのインタビュー記事も貴重である。私の知るかぎり、スタッフ個人個人に焦点を当てた雑誌記事は2002年の「smart max」以来だと思うが、当時まだ初々しかった加治、花村、細谷の3氏の成長ぶりが微笑ましい。またその際はやたら偉そうだった桑畑晃氏が、今回やけにしおらしく、優等生的な発言に終始していたのも興味深かった。
スタディ・オブ・コム デ ギャルソン
なにかを作る人、必読です。たとえそれが衣装でなく、建築でもプログラムでも本でも音楽でもお酒でも。
コピーだらけのこの世の中でコム・デ・ギャルソンが常に作りつづけてきた新しい挑戦を極めてわかりやすく解説しています。またファッションビジネスにも一章を割いており、川久保玲が優れた企業人でありかつすべてを創造に向けるその姿勢を見ると、企業の存続と利益追求に明け暮れる今の会社が嫌になるかもしれません。
新しいものを作るということがどういうことか、創造するということはどういうことか、挑戦するということがどういうことか、平易かつ情熱的な文章で伝わってきます。
コム・デ・ギャルソン
機械的ループを背後に、Naked City構成員やアート・リンゼイ、ネッド・ローゼンバーグ等フリー・ジャズ/プログレッシヴロックの現代に接する上で避けて通れない面々が淡々と個性的な音を乗せていく1枚目を聞いて、その奇妙な整合性に感服すると同時に恐ろしさを感じるのです。知性を持った猛獣数頭をここまで調教しきれるとは、よほど目に凄みがあるに違いない。
1枚目後半~2枚目へ続くシャンソンやボサへのプログレ的アプローチからFinaleで一気に韓国伝統楽器と序盤で活躍の演奏家達の異種格闘技戦へなだれこむ等、飴と鞭の使い分けも絶品です。
アンリミテッド:コム デ ギャルソン
みなさん製本が酷いとか
写真が悪いとか、おっしゃっていますが
この本の本質はそんな所にはない!
(写真も製本も充分です)
この本はコトバです。
そうそうたる方々が川久保玲についての希有な資質を
自分のコトバで語っています。
コンナ本は他にはありません。
よくわからない編集者が創造(=想像)と破壊がどうした....そんな戯れ言聴きたくない人、
とりあえず服より数十倍安いですから買って下さい。
絶対にソンしないですね。
つまらない世の中になんか、なりませんよ、これからのニッポンも。
だって川久保玲がいるんです、この国に...