叙情歌100選
CD4枚、全100曲で3,800円はけっこうお買い得だと思います。
このタイプの作品集は、女性ソプラノや少年少女合唱団による歌唱のものが多いですが、本作品は男声テノールや合唱団(グリークラブ)によるものもあり、いろいろなタイプの歌唱が楽しめます。
楽器演奏だけの曲(インストゥルメンタル)もいくつかあり、買った当初はどうかと思いましたが、聴いてみるとこちらもなかなか良いものです。
いまひとつの点としては、楽曲が全て単純に五十音順に収録されていることです。CD毎に聴いた場合、これといって曲順に面白味が感じられないかもしれません。私はMP3プレイヤーに収録して季節毎のプレイリストを作成して聴いています。そうすると季節感が出てとても良いです。
「地震の目」で予知する次の大地震
住んでいる土地がらで、どうしても地震が気になります。木村さんの本は、大地震の前兆をとらえた!―警戒すべき地域はどこかに続けて読んでいますが、前著は論理的・学術的で、サイスミック・アイの形成過程と、地震発生の時期に関する説明が半分以上記載されていました。
本書では、地震予知の現状と、エリア別予測について、常識的な範囲で危険性を記述しています。
富士山の噴火だとか、首都圏の地震とかTVや雑誌といったメディアのメッセージに怯えることなく、そのメカニズムや予兆について、誤解のない理解を深めるための良書だと思います。
ベスト合唱100
混声合唱業界では化石になろうとしている作品をとりあげており、
某指揮者兼作曲家M下Kの野望を見事に打ち砕いたナイスな企画です。
日本の合唱の蓄積の多さは比類なく、昔の曲でもはじめて聴いたときのインパクトは
いまでも変わらないし、そういう淘汰を抜けてきた曲たちがいまだに輝きを放っていることを
証明してくれる、そんな曲集です。
佐藤眞の「蔵王」より「早春」とか「旅」より「行こう再び」とかを聴いた後に、新録の「信じる」を聴いても、なんの感慨も沸いてきません。Nコンの課題曲だったとしても、です。
とにかく、日本の合唱曲の素晴らしさ、演奏の面白さを味わうにはこれほど面白いパッケージはありません。きっと上級者向け
なお、高田三郎関係はビクター&ジョヴァンニ&フォンテックのものもあわせて購入することを強くお勧めします。
大学生図鑑 2012 〜人気イラストレーター・漫画家が描く有名大学60校!〜 (晋遊舎ムック)
各大学の歴史や校風、立地やアクセスなどの特色が綺麗にまとめられています。
失礼ながら、イラストレーターの名前をほとんど知りませんでしたが、典型的な萌え絵から絵画風、デザイン系など画風にそれぞれ個性があって、女の私でも見ていて飽きません。
筆者による各大学の女子生徒分析・攻略法?は信憑性があるのか疑問ですが、個人的には、自分の母校の挿絵がすごく可愛かったので満足です。
日本合唱曲全集「雨」多田武彦作品集
何度も聴いても、歌っても感動する曲であり、多田武彦氏の大フアンの一人です。何故、こんなに感動を覚える作品が生まれるのでしょうか?歌う喜びをまた、増幅させられました。ありがとう!