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TV Animation ジパング original Soundtrack
アニメのサントラとは思えないほど重厚で壮大な作品が多い。
作曲者佐橋俊彦自らが「いつか戦争ものをやりたかった。」と
言うだけあって、まさに「渾身の作」といっていい出来栄えだと思う。
佐橋ファンには是非聞いて欲しい。
アニメの作中でも、このCDの収録曲が効果的に使われており、
このサントラを聴きながらアニメの一場面を回想するのも
一興ではないか。
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太陽の黙示録 後編-国境- [DVD]
15年後から始まる後編。
台湾で、弱く貧しい難民となる日本人。
本土も、米中に分割統治される惨状。
奇想天外だが、かなりリアルな設定。
其の時、日本人は、如何、生き残るか。
ギリギリの極限状況で民族的プライドは、何処へ行くのか。
金満日本ゆえに、問われる、実体。
尾津と舷一郎の思想と行動の素晴しさは、秀逸。
平和大国、和の国、ニッポン、健在なり。
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太陽の黙示録 前編-海峡- [DVD]
正直言ってビックリしました。自分の場合は、原作に関する知識が全くない状態で手にとってみたので、これ程スケールの大きい作品であるとは思ってもいませんでした。
後で調べたら、同じ天変地異つながりで「日本沈没」などが時折引き合いに出されているようですが、本作品は天変地異に終始したただの恋愛物エンターテイメントとは大違いで、国家の存在意義、果ては日本と言う国のアイデンティティを深く問う壮大な物語です。レベルが違います。原作は読んでいないので内容の再現度合についての評価はできませんが、私は純粋に感動しましたので、自信を持ってお勧めできます。