Get the Knack
彼らの「マイ・シャローナ」が出たのが1979年で、ギリギリ80’sと言えるのか。
とりあえず入れておこう!!
この年は、数々のロックの名盤がリリースされた年でした。
しかし世は、ディスコブームということで、
彼らも「マイ・シャローナ」一曲で終わってしまった感じです。
当時ナックは、ビートルズの再来とも言われました。
ですから、イギリスのバンドかと思いきや、実はアメリカンだったのです。
そりゃ、ディスコバリバリのロサンゼルスでは、今ひとつだったのでしょうね。
しかしこの曲のインパクトは絶大で、
おそらくパワーポップの殿堂入りを果たす超名曲に間違いありません。
その名曲を含むデビューアルバムがこれ、ゲット・ザ・ナックなのですね。
ロックファン必携の一枚と言えるでしょう。
こうして改めて聴いてみると、意外といい曲が多いのに気づきます。
シングル・ヒットした「グッド・ガールズ・ドント」もイイ感じですし、
「リトル・ガールズ・ドゥ」も聴かせます。
紙ジャケ盤ボートラは5曲収録で、「マイ・シャローナ(デモ)」は、アカペラのバージョンです。
できれば、「マイ・シャローナ」のシングルテイクを収録してくれればありがたかったのですが。
シングルテイクは、アルバムテイクより間奏のギター演奏が短くなっているバージョンなのです。
たいていのコンピは、アルバムテイクが収録されるので、
どこかでシングル「マイ・シャローナ」が入手出来ないか探していま〜す。
ナック [DVD]
「ウィアード・ムーヴィーズ・ア・ゴーゴー!」という小冊子でこの映画を知りました。(この本のコメディ特集の巻は、60年代の映画も白黒の写真満載で、かなり詳しいです。お薦め!)女性たちが溢れているロンドンの街並みの写真から、60年代の何とも言えないセンスを嗅ぎ取り、絶対いつか観てやろう!と決心しました。オープニングの音楽がロックなサウンドで、映画の世界に引き込まれていきました。字幕を追うのが前半苦労するもののそのテンポは、次第にポップでスピーディな演出の賜物なのだと気付き、ニヤリとしてしまいます。ちょっと毒がある屈折した青春テーマが見え隠れしますが、イギリスのコメディは私は初心者で、「真っ黒な笑い」と前記の本で予習していました。なるほど、確かにアメリカのコメディとはちょっと異質な部分もありました。でも、割と重い場面でスラプスティックなシーン(ドタバタな喜劇シーン)があったりして、笑わすタイミングがかなり絶妙!田舎娘、ナンシーのうぶな感じ、トーレンの女性をクイモノにしてるふてぶてしさ、気弱なコリンのフニャフニャした姿勢。3人を制する役のドネル・ドネリー。この4人が繰り広げる、ロンドンの女性たちを巻き込んだ喜劇。登場人物は、どれもリアルで個性的。
Live From Rock 'N' Roll Funhouse [VHS] [Import]
今年のフジロックにでる事が決定した、ナック。僕は、ゲットザナックしかアルバムを聞いた事がないですが、けして、一発屋じゃなくて、アルバムをとおして聞ける、いいアルバムだと思いました。だから、このビデオをかったんですが、内容がいまいちでした。でも、安いからいいかぁと、思っちゃいました。やっぱ、ナックは、ライブじゃなくて、ビートルズみたいに、スタジオアルバムでいいのかなと。フジロックでは、みたいけど、最近のピートタウンゼントのように、だるい曲とか作ってなきゃいいなぁ。あえて、マイシェローナとかやんないでほしいなぁ。全然このVHSのことかいてないけど、じゃあ。
ナック [DVD]
なぜかカンヌのグランプリなんですよね。
コッポラが影響を受けて『大人になれば』を撮ったとか、いやそうじゃないとか言われてるので見てみました。
確かに、コメディ映画であることと、モテない主人公がモテる友人に恋愛指南される設定は似てなくもないです。
モテる友人の部屋まで女性が行列を作ったり、ベッドで街を疾走したり、街の場面で若者に対する大人の批判の呟きが絶えず聴こえてきたりとか、面白いアイデアが立て続けに出てきますが、コッポラの作品と比べると、ストーリーに吸引力がない感じです。
But the Little Girls Understand
ご案内させていただきます。70年代ビートルズ系列ポップ。こういうのはPure Simple Pop=Power Popの範囲。たとえばチープトリック、ブロンディー、ロマンテックス、ベイシティーローラーズなどもこの部類に入る。確かに(2)が残念ながらハイライト、キンクスのカバーも新たな魅力が加わっておらずいまひとつ。全体的に楽曲が1枚目のリメイクみたいでもったいない。1枚目の完成度をこえられなかった瞬間。パワーポップの名盤にはちょっといれられないな。(5点)