フリー・ソウル~ユニヴァース
Suburbiaを主催する橋本徹氏によるFree Soulコンピシリーズの一つ"Universe"。このFree Soulシリーズの中でも一番華やかで明るいハッピーな楽曲が揃っているのがこの"Universe"だろうと思う。思わずみんなと笑って騒ぎたくなってしまうようなポジティヴな選曲でまとめられている。まるで「Universe(世界)」が音楽を通して、平和で幸せを分かち合えるようにという願いを込められたような、そんな事を感じさせる作品だった。
Tata Vegaの"You'll Never Rock Alone"、Jackson 5の"It's Great To Be Here"、Lexiaの"Good Morning To You"の流れは本当に最高で、楽曲の素晴らしさも勿論、何か心に大きなハッピーを与えてくれる力が放たれているように感じる。Dexy's Midnight Runnersの"Come On Eileen"なんかもこの音源に収録されている事でさらに引き立って聴こえるから不思議だ。
それほど有名な楽曲は収録はされていないけれど、手に入れて損は無い作品であるように思う。憂鬱な日に自分を励ましたい時、仲間内でテンションを上げたい時、色々なシチュエーションで役に立つ一枚だと思う。
中国がなくても、日本経済はまったく心配ない! (WAC BUNKO)
2010年は上海万博やら尖閣諸島漁船衝突事件やら何かと中国の話題尽きない年でした。
確かにここ数年の中国の勢いには目を見張るものがあります。マスコミの論調も「日本は
中国無しでは生きていけない。」といった主張が支配的で、確かにそうかな?と思わせる
ものがあります。このまま、中国の横暴を指をくわえて見ているしかないのか。。。
そこで、本書の登場です。例によって豊富なデータに裏付けられた論旨が展開され、
中国は、実は日本にとってはたいした存在で無いことを実証していきます。
図1-2に2009年度の日本のGDPと対中輸出入のグラフが載せてありますが、TVなどで
マスコミが言っている内容と印象があまりにも違っていて、衝撃的でさえあります。
何か問題が起こった時に正しい判断をするためには、何よりも正しい認識が重要です。
正しい認識は正しいデータからしか得られません。中国に関心がある人に強くお勧めです。
フリー・ソウル・オブ・モータウン70’s
FREE SOULファンならクレジットを見たら「やっぱりね」って思ってしまうおなじみのキラーチューンが頭から連発。
でもこれは仕方がない、切るわけにはいかないですもんね。と思ってたら、隠れ名曲が散りばめられていて、結局大満足な訳です。
うれしさと幸福感で満たされる25曲。ライナーが充実しているのも見逃せないところ。もっともっと聴きたいと思ってたら70's MOTOWN2が出ます。買うしかないわな。
パワー・ハングリー――現実を直視してエネルギー問題を考える
最近は、エネルギー問題を理解するうえで、誰もが簡単に膨大なデータ・文献・情報を入手することができる。しかし、客観的に全体像をとらえることは容易ではない。エネルギー問題は、国家の存続、需給の多様化、政治・経済、資源問題、環境問題などの要素が絡み合っており、複雑なシステムとしてとらえて議論する必要がある。とくに日本においては、3.11以降、原子力の是非、再生エネルギーへというような単純で表面的な議論がなされがちである。利用しなくてもすむならば、地球環境へ悪影響を与える化石燃料や放射能のリスクのある原子力など選択しない。
本書は、米国を中心に記述されているものの、世界および日本も含めたエネルギー問題の本質・現実を理解するのに大変有益である。
本書の特徴は、著者自身が膨大な資料・データと取材をもとに分析し、理想論ではなく事実をもとに、現実的・論理的にエネルギー動向の現在/過去/未来を説明している点にある。
主張の前提には、国家が安定して持続的に成長するためのエネルギーセキュリティの確保があり、グリーン(環境問題)はそのうえで考えることであり、グリーンだけを考えてもダメだと言い切る。
また、各種エネルギーの共通の評価軸として、4つの原則(1:パワー密度、2:エネルギー密度、3:コスト、4:規模)を挙げていることがユニークである。
各種エネルギーについて、データをもとに4つの原則に沿って解析/評価し、様々な主張・意見の矛盾も指摘しつつ、各エネルギーの特徴が紐解かれていく。とくにパワー密度に着目して、再生可能エネルギーやバイオエタノールの限界・本質的問題点を明確に説明し、石油、石炭、ガス、原子力などの違いも明確に描く。説明をとおして、昨今のエネルギー政策、補助金、などの妥当性や論理の欠如にも気づくことができる。
筆者は、将来有力な一次エネルギーは天然ガスと原子力であり、米国のエネルギー政策はN2N(Natural Gas to Nuclear)に集約されると説く。本書は米国を中心に語られているが、世界のエネルギー動向、日本のエネルギー動向を考えるうえでも大いに参考になる。
なお、本書は3.11以前に発行されたものなので、原子力事故の脅威については記述がない。
放射線廃棄物の処理問題については触れつつも、原子力は環境にやさしいという記述については違和感を覚えた。日本でおきた災害(地震・津波など)に伴う放射能問題を考えると、4つの原則に「リスク」が加わるとよい気がした。
著者と同じ米ジャーナリストのフリードマンの著書(「グリーン革命」)は、再生可能エネルギーの普及促進と人との価値観の改革の必要性をとなえており、理想主義的な主張になっている。一方、本書は人間のエゴ、社会の経済的繁栄を前提として、いかに変化に適応しながらエネルギー源を選択していくかという現実的・実現可能な道筋をとなえている。両方読み比べると面白い。
私は仕事上マクロ分析を行うことが多いが、エネルギー問題を考えるための切り口、各種意見/政策の捉え方など、大いに参考になった。
本書は、我が国の政治家・エネルギー政策を先導する立場の方、企業や団体でマクロ分析を担当される方はもちろん、一般の方がエネルギー問題の全体像をつかむのに役立つと思われる。
FISHMAN NEO-D ハムバッキング アコギ用ピックアップ
以前サンライズS2を使っていましたが、やはり音がエレキっぽいので某ギター教室HPをみて購入。シングルにしようか悩みましたがノイズがないこちらにしました。旧デュアルNAとの組み合わせで使用していますが、これは良いです。コストパフォーマンス高いと思います。