スタンディング・トゥゲザー
GRPレーベルからのリリース。ポールブラウンのプロデュース。
スキャットしながらギターをひきまくったりしてる。我が道を行く偉大なジョージベンソンにはポールブラウンはいまいち合わなかったようだ。成功をすでに手にしている人物なので新機軸はなし。
やや停滞。ボサノバテイストなども取り入れすずしげなサウンドを展開
10点中5点 ちとアルバムを短いインターバルで出し過ぎ。
なんだかとってもレトロファンキー
Lay It Back
故Luther VandrossのGutarirstとしても知られ、Michael Jackson、Madonna, Steely Dan,
Tom Scott作品でも参加しているセッション王のPaul Jackson Jr.。 J-Popでも80年代後期から
90年代初期の杏里さんのアルバムでもおなじみのGuitaristが2008年に発売した最新作。
いつもの名脇役が実は主役としても最高であると感じさせる仕上がりである。
広がりを感じさせるNorman Brownと対称的に一音一音出すGuitarのカッティングは短く鋭く感じる。
特にアップテンポで聞かせる音は切れ味よくこれがまさに主役の時のPaulの音なのだと感じさせてしまう。
聞いていて面白いなあと感じさせるのが、とても魅力的なのが対称的なアップテンポとバラードが
双方とも抜群に巧いということ。特に連続している5曲目と6曲目を聞き比べて欲しい。
グルーヴ感が絶妙なアドリブの5曲目に対して、なんとしっとりとメロディを聴かせる6曲目
なんであろうか。全く対称的なのに音はやはりPaul Jackson Jr.なんだよなあ。ここが長年セッション王と
して君臨してきた魅力なのか。「多重人格」的な魅力もある。4曲目のようにA-Guitarの曲も巧みであるが、
本領発揮はやはりE-Guitarであろう。醸し出すリゾート感もLAのArtistらしいともいえる。
参加メンバーは長年の友人Jeff Lorber、Herman Jackson、Rex Rideout(Key)、
そしてAlex Al(Bass)が参加しており、とてもSoulfulな音を作り出している。
曲は3曲目(Stevie Wonder)7曲目(Leory Hutson) 11曲目(Lionel Ritchie)の
カヴァーでそれ以外はオリジナル作品である。SoulfulなSmooth Jazzの作品。夜聞くと最高だ。