Green Onions
BOOKER T & THE MG'Sの62年に発売になったデビューアルバム このバンドはもともとスタックスレーベルの専属バックバンドでオーティス・レディングを始め多くのアーティストのバックでレコーディングに参加(忌野 清志朗のレコーディングにも参加したことがある) 黒人2人、白人2人の異色の混成バンドで作り出すリズム、グルーブはまだ人種差別の激しかったアメリカ南部でも物珍しかった事だろう。 肝心のサウンドの方はタイトル曲で決まりでしょう、何か不気味と言うか、怪しいと言うか、エロっぽいサウンドでベンチャーズとは異なるダークなインストナンバーを聴かせてくれます。 もちろんこのサウンドはイギリスのMODSバンドたちもお気に入りでレパートリーに一曲はインストナンバーを取り入れる事がCOOLとされていてSMALL FACESのGROW YOUR OWN、THE QUICKのBERT'S APPLE CRUMBLEにその影響が見える、インストナンバーはないけどアニマルズもMG'Sの影響が濃く現れていると思います
The Criterion Collection: Complete Monterey Pop Festival [DVD] [Import]
MonkeesのMicky DolenzやRolling StonesのBrian Jonesが映し出されていて感激した。1960年代、片田舎で毎週土日曜日、ラジオで「S盤アワー」や「ダイヤル・リクエスト」などをミーハーのノリで聴いていた。ラジオでしか洋楽は聴けなかった。音楽専門誌を覗くためには札幌へ出なければならず、貧乏学生の身ではそれは叶わなかった。当時、Beatlesを始めとしてScott Mckenzieの「SanFrancisco」も丸暗記して口ずさんでいた。The Mamas and Papas、Jefferson Airplane、Eric Burdon、The Who、Simon and Garfunkel、Otis Reddingなどは、レコードのジャケットでしかお目にかかれなかったものだ。Jimi Hendrixの曲は全く記憶がない。彼は亡くなってから、より有名になったのではないか。1970年代になり、パーソナリティが盛んに「ジミ・ヘンドリックス楽団」と言い立てていたように思う。巷のジュークボックスで流れていたのが「Purple Hazi」だった。Woodstockを調べているうちに太平洋を越えてMonterrey Pop Festivalが1967年6月に催されたことを初めて知った。出演者はノーギャラで純粋な気持ちで音楽を楽しんでいたという。これが魁となり、Woodstockが成功し、さらに発展して商業ベースに乗ったfestivalやconcertが開催されるようになった。ちなみに日本でも嬬恋concertや山中湖fesができた。Monterey pop fesから43年が経つけれど、この映像は当時の政治状況や世相、若者の生態が解るので貴重だし、歴史的な価値があると思う。懐古趣味と笑われそうだが生きててよかった。とにかく、1940〜1950年代に生まれた方で洋楽好きなら懐かしいと思われること請け合いです。若い方にも当時のサウンドを聴いてほしいものです。蛇足ですが外国のmusicianをテレビで視聴できるようになったのは、アメリカのMTVが日本でも放映されるようになってからでしょう。眠い土曜の深夜だったが、至福の時でもあったのを思い出します。