一流(トップ)アスリートの「身体脳力」 (青春新書)
「身体能力」ではなく「身体脳力」とのこと。
で、期待していたのですが、
新書+対談なので仕方ない面もあるでしょうけど
各項目が短く浅くで食い足りないなあ(^^;)。
目新しかったのは
三沢光晴社長の「本当の死因は何か?」の項くらいです。
アテネオリンピック 日本代表選手 活躍の軌跡 [DVD]
日本選手の大活躍だったアテネオリンピック。
何度も涙して感動したあの名シーンを、是非永久保存したいと思いました。
でも価格が高い…。 少々迷いもありましたが、予約して買おうと思いました!!
私が一番鳥肌ものだったのは「男子体操団体 金 」でした。
皆さんは、どのシーンでしたか?
折れない心 (学研新書)
オリンピックで3度の金メダル…という実績だけを見たとき、野村忠宏に学ぶことはないと感じてしまう。あまりにも偉大すぎる業績に、凡人は参考にするものおこがましいという気すらするからにほかならない。
この本の優れているところは、天才であるはずの野村忠宏が柔道選手としては決してエリートとはいえない地点からスタートし、自分なりに強くなる方法を考え、何よりも自分が強くなることを信じて努力を続けてきた半生が正直に記されていることだ。気分が乗らない日は練習をしない。しかし、練習をしていないことが怖くなってまた自然に練習をはじめる…というエピソードひとつとっても、彼が超人でもなんでもなく、負けることを恐れ努力する当たり前の人間であることを明示し、彼から得られるものを学ぼうとするモチベーションを増幅させてくれる。
好きなこと・自分で選んだことだからこそ努力できる、そして、積み重ねた努力が自信になる、逆に努力を怠ると不安になる…。当たり前のようだが、やりすごしてしまいがちなことを力強く訴える野村選手の言葉が嫌味にならないのは、勝った勝負だけでなく、負けた経験をも包み隠さずに書いてくれているからだろう。
アスリートであれビジネスマンであれ、自分のアイデンティティをかけるフィールドをもつ人ならば、彼の苦労や苦悩、自分の道は自分で切り開いていくしかないというメッセージに強く共感できるのではないか。近年ではビジネスの世界も、一定のルールの中でいかにパフォーマンスの高い成果を上げるか…という勝負の場と化しているからだ。
彼自身の努力、方法論だけでも一読の価値があるが、同時に、祖父が3歳の彼に始めて柔道を教えたときの接し方、両親からの彼への教育、大きな試合の前には必ず父親から渡されるという手紙が紹介されている部分は、家族について、教育についても示唆に富み、子供を育てる親世代、教育者にも参考になる内容といえるだろう。
野村忠宏十番勝負―最強柔道家の人生をかけた闘い (ミキハウス“夢”応援シリーズ)
何てカッコいい男なんだろう!
一本気で、衒いがなくて。
野村選手の山あり谷ありな柔道キャリアを、
キーとなった十試合を通じて
描いているのですが
(但しアテネ五輪前に出版されているので、
五輪は二連覇扱いとなってます)、
この人の真摯さ、精神力の強さ、頭の良さなどが
感じ取れます。
柔道家としてはもちろん、
人間的にも非常に魅力的な人なんだろうと思う。
全く柔道ファンじゃない私でも、
これは読んで損なしだと思う。
しかし北京挑戦、ダメになっちゃいましたね…
さすがに引退でしょうか。
残念ですが、十分スゴすぎる実績を残されてるのだし、
頭のいい方なので、別の道へ行かれても
頑張って欲しいです。