基礎速読英文 (実戦演習)
単語の長さは300語前後から最後辺りは400語を超える。
英文の難易度はやさしく、初級者には長文慣れ、読み慣れ用として使えると思う。
全訳してもよし、速読してもいい感じ。
英文の内容に関しては興味深いと感じるものがちらほら。
レベルとしては上に標準と完成があり、センター試験を受ける人はこちらもやっておくといいかも。
乾いた花 [DVD]
噂に聞いていましたが、フィルムで見る機会がなく、
今回DVDを購入しました。
ヨコハマがヤバい街だった頃の臭いが、全面にぷんぷんと漂う映画。
生まれも育ちも違う二人が賭場で出会い、
そして互いが持つ人生への疑問と、
虚無感に惹かれていく様が描かれています。
生きることが空しい二人。
賭けることやスピードで空しさは一瞬、埋まる。
でもそれは所詮刹那のことだから、
それぞれの気持ちはやはり重ならない。
自分一人でしか解決できない。
女はもっと危ない男のほうへ。
そんな女を引き止めたいから。
男は、自分の人生を賭けてみせる。
しかし、それも空しく結局女は…。
乾いた花は、枯れないけれど、
崩れて、壊れていくんですね。
美しいが潤いのない女。
加賀まりこが絶品です。
セロ弾きのゴーシュ [DVD]
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」は読む人によって色々なとらえ方が出来る。まずゴーシュという名前からどこの国の物語か分からない。ゴーシュの年齢も演奏する第九も読者の想像によって異なる。幼少の頃にはゴーシュはてっきり老人かと思っていた。アニメ「セロ弾きのゴーシュ」では、監督高畑勲氏の見事な想像力に驚いた。時代設定、年齢、楽曲などどれも原作に見事にフィットしている。まるで宮沢賢治に教えを受けたかのようだ。セロ弾きゴーシュの決定版と言えるだろう。それでも原作を映像化により限定化することにより、Anneの言う「想像の余地」がなくなったことも事実。原作の1つの解釈法として捉えるのが良いだろう。ちなみに作品中に登場する「インドの虎狩り」は全くのオリジナル曲であるというのは驚き。演出、音楽、作画ともに超一流の作品である。
風の会話
ささきいさお御大、芸能生活半世紀を記念したシングルであります。
風の会話。鍛え上げたその声は未だ錆びつくことを知らず、朗朗と歌い上げる雄大なメロディーは広漠な大地へと我々を誘う。人生の栄光、辛酸を知る先達がただ語りかけるような詩は若輩の我らを叱咤し、かつ激励せんとする。
死ぬほど抱きしめて。……まるきり松本零士の世界である。
半世紀を経てなおも朽ちぬその歌唱力をリスペクトせよ。聴け、買え。半世紀の歳月に、人生に敬意を示そうではないか。
~デビュー50周年記念~ ささきいさおTV主題歌全集 [DVD]
私が初めて買ったささきいさおさんのレコードは、「ゲッターロボ」のドーナツ盤でした。モノラル放送だったので(TVのスピーカーもしょぼかった)、レコードで聞いて初めて「こんなきれいな曲だったのか」と感激したものでした。友人が「ゴレンジャー」を買って、お互いに貸しっこしました。そこから勢いがついてまるでアイドルを追っかけるようにアニメの主題歌ばかり買いましたが、ほとんどささきさんと水木さんでした。
やっぱりアニソンは歌がうまくなければいけない、よい曲でなければいけない、ということを実感するDVD。毎週こんな歌を聞きながら大きくなった私は幸せ者。長年特撮を見続けてきて、デカレンジャーEDで再会したときは本当に嬉しかったなあ。
ライブラリとしては「もえろアーサー」が抜けていることだけが残念ですが、記念の一品なので思い出査定で★5。