のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]
とっても映画的映画だった。
あまりいろいろな物事の辻褄はあっていないんだけれど
勢いで話を進めてしまいますという感じ。
全体的な物語としては、とっても楽しめた。
でも細かなことを気にしてしまうと、後から
うーんって納得のいかないことが多々発生する。
まず離婚の原因が旦那さんが甲斐性なしってことだけってところ。
子供を産む前にその辺の旦那さんの甲斐性は奥さんが
直さないといけないでしょうと思ったり。
その旦那さんも奥さんをあきらめないわりに、自分の
生き方を見直して、仕事を見つけてくるとか
そういう気合いを見せてもいいのに、自分の生活態度は
全くかえずに、離婚しないとか言って見せたりして、
お前は何さまのつもりなんだと思う。
そんな親になりきれていない両親の子供の
のんちゃんはありえないくらい素直でいい子で、
子供を持つ前のいい子のイメージはのんちゃん
そのままだけれど、実際子供を持ってみて
こんな風ないい子は想像の世界だけで、実際には
いないんじゃないかなって斜め目線でみてしまった。
ととやでの夫婦喧嘩さわぎは、見ていられなくて
早送りで飛ばしてしまった。映画だからわーって
大騒ぎする場面は必要かもしれないけれど、
あえて、そんな風にがちゃがちゃさせなくても
素敵な映画だったのにと残念。
他の方のレビューにもあったけれど
前半ののり弁の作り方とかが映画途中にささっと
入るところがなんかおいしそうで楽しげでかなり好きだった。
そんなペースで行くのかと思ったら後半はこてこてで
ぎとぎとでがっかり。
でも見て後悔する映画ではないので☆は3つ。
ロデオ
このCDに収録されている曲は全て映画主題歌になっています!
私のお気に入りは「ロデオ」です
スネオヘアー得意の疾走感溢れる曲
歌詞はとにかく毒吐いてます 笑
でも最後にはどこか希望が見えてくるような感じです
のんちゃんのり弁 初回限定版 [DVD]
言わば「ままごと婚」から脱し、自立する女性を目指す主人公。
プロットはよくある話、かも知れません。
しかし本作を見終わってみて非常に共感できたところが
「単なるおとぎ話で終わっていない」
という、その一点につきます。
この手の人生やり直しストーリーは、
とかく「何だかわからないけど大成功のハッピーエンド」
になりがちですが、この映画では彼女の成功など描いていない。
描いているのは、過去を捨てて新しい人生を作って行く、
その一歩を踏み出したばかりの彼女までです。
成功するも、失敗するも彼女次第。
コメディタッチの温かいノリの中にも、そんな厳しさを描いている本作には、
それなりに人生のリアルが描かれています。
この映画を観終わり、
ココロに残った台詞が二つありました。
一つは小西真奈美演じる主人公の「私は泣いたことがないんです。だから弱いんです」という台詞。
そしてもう一つは、師となる料理屋の店主が彼女に向かって言う
「子供の手だ。この手が大人の手になるのが店を貸す条件だ」という言葉。
彼女が泣いたことがないのは強いからじゃないんですね。
ただ本気で努力をしたこともなく、泣けるほどの挫折も成功もまだ味わったことがないだけなのです。
穏やかながら深く迫る言葉でした。
ラストの小巻の涙を見て、思わず胸が熱くなりました。
泣いてもいいほど頑張った実感。勝ち負けを超えた人生の幸せって、
そんなところにあるんじゃないでしょうか。
新装版 のんちゃんのり弁 下 (モーニングKCDX)
昔の単行本(全4巻)のうち1、2巻だけ持っていたので、下巻のみ買いました。舞台となっている墨田区京島近辺のカンジ(人柄、風景)がすごく良く書けてると思います。一言で言うと「あの辺だと、ありそうなハナシだな〜」というところでした。
のんちゃんカワイイ!