神狼の妻恋い (白泉社花丸文庫)
ケモミミです。しかも(私的には結構)珍しく攻様がケモミミです。
かわいい系の受があまり好きではなく、しかしケモミミは好きなので、
かっこいい攻がケモミミというだけでも私には高評価です(笑)
内容も、神隠しや人外(神様系)設定でかなりファンタジーですが、
受が結構すんなり受け入れてて、あまりシリアスにはなりません。
けど、一応元の世界のことで悩んだり迷ったりはしてたので
そこまで軽すぎることもなく、ちょうどよかったです。
二人とも性格は男らしくてかっこいい系なので、その分、
受けが攻めのしっぽが好きで、寝るときにも掴んでたり、
受けが攻めの頭をなでると耳がパタッて伏せたりとか、
そのあたりの描写がなんだかかわいかったです。
軽めで甘めの話が読みたいときにはお勧めです。
その分、どっしり本格!葛藤とか駆け引きが読みたい!
て時には向かないかな……??
Forever Young Concert in つま恋 [DVD]
NHKでの生中継・総集編も録画しており、それでも放送されていない曲に対して期待して購入しましたが、まず画質が問題。NHKハイビジョン画質にDVD画質が敵わないのは当然として、なぜかわざわざ垂直解像度を半分に減らした画質で収録。全く理解できません。それと当然全曲収録と思っていたのが、相当数の曲がカットされているのにもがっかりです。カメラ切り替えはNHKで放送されたのと全く違い、カット切り替えが非常に多く、またミュージシャンや客席を捉えたカットも多いです。これを非難されたプレビュー記述もありましたが、私はその場の雰囲気をよく理解できたような気がして好感を持っています。編集や画質など「商品としての価値」では大幅減点ですが、内容そのものは好印象。総合して星3つ評価としました。
中学生からの愛の授業
この本はすごいです。
良く出来てます。(文体も、ロジックも、テーマも、挿絵も)
宮台真司さんは、妙に難解な文体・言い回しを多様される方だという印象があって、嫌厭していたのですが(その思想の方向性には親密感をいだいていましたが)、
この本はとても平明に書かれています(まるで別人のように)。
私はかれこれ、8年くらい宮台さんの本は読んでいなかったのでわからないのですが、これは『14歳からの社会学』くらいからの変化なのでしょうか?
…とにかく、「深くて、倫理的で、知的で、成熟的で、それでいて、平明である」という、私が理想とする内容の本になっています!
そう、例えば、私が特に尊敬する苫米地英人さんや、内田樹さんが語っているような仕方で、宮台真司さんが語っているような感じがしました。
<引用開始>
5年前に(…)結婚して、今は3歳と0歳の二人の娘たちがいます。(…)
この本はやがて僕の娘 たちが読むでしょう。(…)人生をうまく生きることがもともと難 しいと分かったからこそ「愛」しかないと思うようになりました。
<引用終了>
…この変化の主な原因は、きっと結婚(子ども)だと考えています。
結婚(子ども)の力ってすごいですね。
(エヴァンゲリヲンの庵野秀明さんもそうですけど(新劇場版は、旧作に比べてかなりの人格的調和を感じました)。)
著書の中の一部だけを切り取って記すのは、誤解を招くこともあるかもしれないですけど、以下は、私が特に印象に残った部分です。
<引用開始>
不幸は幸福の始まり。幸福は不幸の始まり。失敗は成功のもと。成功は失敗のもと。人生の終着点から振り返ったとき、何が良くて、何が悪かったのか、終着点に到着する前には決してわからないということだ。(…)
では、「人間万事塞翁が馬」を踏まえた上で、性愛について考えてみよう。妊娠や病気はヤバい。それはわかってる。でも、妊娠して中絶した経験も、性病にかかった経験もないのに、一度も幸せな性愛を経験したことがないって言う女の子は、ごまんといるんだよ。
逆に、中絶経験も性病経験もあるけど、あれこれあって、今は幸せな恋愛生活や家族生活を送っているっていう子も、ごまんといるんだ。つまり、妊娠や病気は気をつけなきゃいけないけど、そこで失敗したからって絶望しちゃいけない。コレはとても大切な事だ。
(本書76ページ)
<引用終了>
<引用開始>
結局、「隔離より免疫化」と「尊厳の保護」の両方が大切なんだ。けれど、この二つは場合によってはぶつかり合う。免疫化のためにはそれなりに試行錯誤が必要になるけれど、試行錯誤の仕方によっては尊厳が傷つけれれる可能性があるからだよね。
だからこそ、この二つをどうかけ合わせて、どんなバランスでやっていくかが大事になるんだ。しかも、どんな掛け合わせの仕方が適切かは、時代や社会によって、また個人の性格によって、かなり違ってくる。となると、大人がよく観察することが必要になる。
つまり、リカさんが近い将来に幸せな性愛生活を送れるように、「尊厳の保護」に気をつけながら「隔離より免疫化」のための試行錯誤をしてもらうには、親などまわりの大人がキミをよくみて、「今」の段階でどんなバランスがいいのかを判断しなきゃいけない
リカさんが傷つきやすいなら「尊厳の保護」に重きを置いて、ゆっくり「免疫化」したほうがいい、といった具合にね。
(本書84〜85ページ)
<引用終了>(※「リカさん」というのは、対話相手として著書の中に登場する架空の女の子の名前です。)
まさに、宮台式性教育ですね。
宮台さんに一票です。
後半では、政治思想、環境問題、核などの世界秩序について述べられています。
R35 Sweet J-Ballads
「もう一度、妻を口説こう。」ふたりのスイートテンCD…
まずこのコピーにやられましたね〜ジャケットの。
そしてさっと収録曲を見渡して、何の迷いもなく買って。
いいですね〜16曲、どれもが直球勝負、16曲どれもが
私にだってあったあの頃を思い出させます。
なんというか…オーバー50でも十二分に楽しめまる選曲。
もう口説かれる年じゃないけれど、でも、心のオアシスを、
このCDに求めるくらいはいいんじゃないの…
と聞きほれていたら、22歳の息子も横で「お〜!」。
彼のカラオケの持ち歌が何曲もあるらしい。
そうか!こういう中から、何年後かの「懐かしのメロディ」
がうまれるのね。と新しい発見。
良い歌は時代を超えても良い!それは変わらないのよ…
こういうCDどんどん出てきて欲しいなぁ。
企画に大拍手の一枚でした。