CASSHERN [DVD]
☆4つは個人的な評価のため、本当に参考程度にして頂きたい。
正直、見る人がどんな思考を根幹に持って見ているかによって変化する、ある意味その人の心の中を映し出す鏡みたいな作品であるように思える。
この映画はアクション映画と言うよりも「英雄」のような、思想映画の類だろうと思う。監督が「反戦」をテーマとして提示し(多分そうだと思う)、ラストに一応の監督なりの結論を描いたけど、キミらはどう思うの? と言う、見る相手に対して考えさせる映画ではないかと。
だから、否定派の人たちの感想には「メッセージ性がない」とか「物語として破綻」という意見が出るのだろう。
各所に様々な表現技法が出ていて面白いが、長すぎるのがこの映画の欠点か。もっと縮められた。
人同士のエゴも垣間見れる、日本映画ならではのシーンも多く、おなかいっぱいの作品。DVDで見て、もう一度色々考えたい。
オトナアニメ Vol.10 (洋泉社MOOK)
初の購入となりましたが、内容が素晴らしくとても勉強になる一冊でした。
前半は京都アニメーションから独立した山本 寛さんの初の監督作品「かんなぎ」について
20ページ以上にもわたって書かれており、これからの期待も大きいのではないでしょうか。
後半では、なかなか表にでない「撮影」のお仕事についても書かれており、
将来その仕事につきたい私としてはうれしい限りでした。
1冊の販売価格は多少高いですが、それだけの価値のある内容に仕上がっていると思います。
OUR LAST DAY-CASSHERN OFFICIAL ALBUM-
Disc.1のほうは皆様がレビューしているので省略で、
Disc.2があまり書かれていないようなのでDisc.2の紹介で。
Disc.2の曲の作曲者、鷺巣詩朗とは元T-スクウェア(F1のBGMの曲で有名)であり、「いいとも」のオープニングソングや、アニメ「エヴァンゲリオン」の全曲、
ミーシャのアレンジャー、平井ケンなどが参加した曲で有名な、
「日本一のスタジオアーティスト」といわれるお方です。
(ゲーム「ファイナルファンタジー」のBGMにも一部参加)
確たる実力を持つお方ですので、
ただの映画BGMではなく、「曲」として、良さが非常にあります。
こちらも是非聴いていただきたいです。
かっこいいですよ
OVA キャシャーン [DVD]
数年前有料衛星放送で観て録画もし、何度も観ましたが
作品自体に惹かれたのか、梅津氏の力量故なのか、
他のタツノコOVAシリーズ同様他の粗製濫造作品と違う何かに惹かれ
結局数年経って再燃、DVDを購入しました。本作が購入2本目な程普段アニメを買う事は殆ど無いですが、買ってしまいました。
リメイク作品は中には元作品を台無しにしてる物も少なく無いですが本作は作画、デザイン、ストーリー、動き等共に完成度高し。
TV版ではBK1は狂った故に反逆を始めたという事になっていましたが、
本作ではキャシャーン曰く狂った訳でなく、地球環境保護という任務を達成する為に人間を支配する選択を取ったと言う事になっており、
その辺りがBK1を単なる悪役でなく人間の都合を超越した或る意味救世主的存在に高めており、キャシャーンに新たな葛藤を与え物語のテーマを深めています。
全四話と梅津氏のイラスト等を交えたミュージッククリップを収録してこの値段はお買い得でしょう。
個人的には平和を取り戻した後をもう少し描いて欲しかった。
~デビュー50周年記念~ ささきいさおTV主題歌全集 [DVD]
東北震災のあとで、テレビも子供にとって、何度も見たくない映像や「AC」のコマーシャルだらけ。
子供の気分転換に、たまたまCSでコマーシャルしていたこのDVDを購入。
一曲がテレビのオープニングやエンディングの長さなので、子供も「歌の一番だけがいっぱい」と喜んでます。
平成の子供も、スカパーで再放送をいろいろ見る機会があり、なぜか今のアニメより、この時代のアニメに
はまりこむようです。不思議な魅力があるんですね。
映画とちがい、「今日はこの曲がおわったらビデオはおしまいね」と簡単に切ることができ、時間を見ながら
毎日を過ごせます。ドライブのBGMとして流せば、ささきいさおさんの歌が耳に心地よいです。
画像や音は昔のもので悪いものもありますが、そこがまた魅力的です。
制作テロップも入ったままですが、これがまた懐かしく、「えーっゲッターロボのハヤトは、ちびまるこちゃんのナレーターなんだ」
とか「たてかべかずやの表記が漢字だ」「ダイモスのキャラ原案は超人ロックの作者なんだ」とか大人も盛り上がっていました。
ロボット作画や声優さんなども懐かしく「そうそう、そうだったよね」とか「超合金いっぱいあったけど、捨てなきゃよかった」と
お茶の間や、車内で話題がつきません。
私個人的には、ガッチャマン2のエンディングでミッチーとのデュエットが入っていたのがうれしかったです。
画面の下にテレビと同じく歌詞が入るので、子供たちも口ずさみやすい、昭和の名曲をすぐ覚え楽しんでます。
以前、水木一郎さんが「アニメソングには、タイトル、必殺技、愛と正義とロマンが必ず入っていないとだめなんだ」と
おっしゃっていたことがあります。
もちろん、ささきソングにも健在です。
家族で楽しめる60分、どうぞ盛り上がってください。
こんどは、特撮や永井豪ロボットアニメなどの似た感じのDVDを楽しみながら選んでみます。