君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命
僕はこのアルバムが大好きです。日本語は日本人しか持っていない最高の個性だと思います。同じ事が日本のロックにも言えると思います。まあ日本人が歌う英語も好きですが…きっと外国人に銀杏の良さは100%理解する事は出来ないと思います。何故なら日本人では無いから。でも日本人は銀杏を理解する事が出来る。日本人で良かった。峯田の優しい声。ダメ男にはたまらない歌詞。ポップなメロディー。全てを心に感じる事が出来ます。僕の中では世界一大好きなバンドだし、日本のバンドにそんな気持ちを持てた事が嬉しいです。きっと音楽を好きな人の心に存在する自分だけのカリスマ。僕にとって峯田和伸はその一番手です。人間の情けなさ、そして情けない事は時には人を救う事が出来るという事を峯田和伸は教えてくれた様な気がします。ここまでストレートな歌詞が、今の音楽界では逆に変化球になってしまう。だからこそ賛否両論あるが銀杏の存在感が際立っているのかなと思います。ストレートな変化球をこれからも投げ続けてほしいです。こんなバンド僕は他に知らないから。
テレビ狂時代 Vol.1 '69~ '77
山本リンダの「チリバンバン」から五月みどりの「ブギウギ小唄」など1970年代の一味変わった歌が収められている音盤。マッハ文朱やハレンチ学園なんていうのもナツカシイですよね。
さくらの唄
言わずと知れたゴイステ。その彼らのインディース史に残る名盤です。
まずゴイステの特徴として極端にキライな方と、スキな方が多く分かれる事があります。
彼ら(主にミネタさん)は色々と問題も起こしていますし、ゴイステの激しく、あまりにストレートすぎる歌のために、ゴイステが受け入れ難い方も少なくはないでしょう。
しかし、彼らのパフォーマンスの全ては、私たちが心のどこかでしたい事、主張したい事なんだと思います。だからこそ、汚く乱暴な言葉を使い、まわりの偉そうにしてる大人たちに見下されても、伝える事を決してやめずに、若い世代を中心に熱狂的な支持を得たのでしょう。
これから高い人気を誇るバンドはまだまだ出できても、当時の彼らのように、深い所でオーディエンスと理解しあい、支持されるバンドはもう現れないかも知れません。
このアルバムはそんな唯一無二の存在であったバンドそのものが詰まった一枚です。
あまり好きでない曲調だったとしても、歌詞を見ながらよく聞いてみると、自分の中の何かが呼び起こされるのを感じるはずです。