火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)
こんなに感動して泣いたことはないと思います。
アテルイたちの最後の策の真意を知ったとき、涙がボロボロこぼれてしまいました。
後半はずっと泣きっぱなしでした。
言葉では上手く言えない。。。
ぜひ、たくさんのいろんな人に読んでもらいたいです。
TOEICテスト出まくりキーフレーズ 【CD付】
掲載されているフレーズのTOEIC度(?)は皆さんのレビューに書かれていますので、少し違う
角度からレビューします。
単語やフレーズを暗記しようとすると、いつでも開けるように本を持ち歩き、本にはマーカー
やメモ書きをし、通勤・通学中に音声を聴くという方も多いのではないでしょうか。
本書はそういう使い方まで考えて作ってあるように思えます。
本書は大きさ、重さとも文庫本にはかなわないものの、持ち運んでも苦にならないですし、
紙質もしっかりしているので、マーカーやメモ書きが裏写りすることもありません。
レイアウトは非常にシンプルで文字もやや大きめになっていて非常に見やすいです。
英文と日本語が離れているので、英文を見て日本語訳したり、日本語を見て英作文する練習も
うまくできるようになっています。
また、CDにはフレーズ間に適当なポーズが入っていて、ただ聴くだけではなく、シャドー
イングやリピーティングにも使えます。
ということでかなり細かい点まで気を配って作ってある本だと思います。
あえて欠点を挙げるとすれば、英文が単調で面白みに欠けるきらいがありますが、これは
TOEIC度を高めたことによるものでやむをえないでしょう。
TOEICに出るということはビジネスで使う場面も多いということでしょうから、単にTOEICだけ
ではなく、ビジネス英語を勉強するのにも向いていると思います。
新・光の12日間―5次元へのシフト (5次元文庫)
ゲリーさんのセミナーやワークショップに参加したことはありませんが、アメリカでは有名人のコンサルタントもなさっているそうで、温厚そうな笑顔に親しみを感じていました。
ゲリーさんのアセンションのお話は、ある意味では精神世界のワクワクする要素が全て揃った、ニューエイジの人たちの需要にパーフェクトな供給をもたらす、全てのセミナー講師の究極のお手本のようなものに感じます。
私も大人ですから、それらの情報を信じるかどうかは自己責任であることは自覚していますが、悪い未来の予言なら否定したいですが、ゲリーさんのように素敵な明るい未来の話は、やっぱり信じたいなっていう心の弱みを突かれる感じもして、「信じたいけど、信じてしまったいいのかな?」という一抹の不安も覚えます。
1990年代に私はまだ精神世界のことをよく知りませんでしたが、それでもゲリーさんの『光の十二日間』という本だけは強い印象で残っていて、1999年の世紀末から2000年にかけてのわずか12日間で人類は光の存在にアセンションすると聞いて、「本当だったらなんて素晴らしいんでしょう」と思いながら、少し期待していたことを思い出します。
それからそのことは忘れていて、2000年を過ぎた頃に、ゲリーさんのお名前を再び目にして、今度は『2012年までの光の12年間』というお話を(たしか雑誌か何かで)読んで、驚いた記憶があります。
1999年の世紀末の時にいろいろな予言をしていた人たちは全て(?)姿を消してしまったようで、しばらくして2012年の話題が出てきましたが、ゲリーさんは「12」というキーワードで、1999年も2012年も両方カバーできているのは、他の誰もできなかったことだと思います。
そして今回の文庫本は、また『12日間』とタイトルされています。2012年が間近になったので12年間よりも12日間がより魅力的ということで、まさに3度目の「12」のマジックのようにも思えてしまいます。
2012年はあともう4年先です。今の世の中を見ていると、アセンションが起きるとは思えない私がいます。たぶん2012年が過ぎても何も起きなくて、おそらく多くのスピリチュアルな先生たちは「2012年も終わりましたが、人々の意識は確実にアセンションを始めてはいるようです」というように、あいまいな説明をするような気がします。
でも、だからといって、私はそのときにゲリーさんや、それを推薦している吉本ばななさんを批判したくはないので、自分の責任において、今から受け止める気持ちでいたいと思っています。
ただ、本当にまともに信じてしまっている人たちは、1990年代から数えれば、人生の多くの時間をゲリーさんのお話に振り回されてしまうことにもなりますので(本人がそれも自分の成長になったと思うのなら良いですが)、私は少し複雑な気持ちです。
でも信じたい・・・
でも、2012年が終わってから、「実は本当は2012年から12年間のことだったのです」と言われたら、さすがにもう信じないと思います。
NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第壱集 [DVD]
地方から都人を侵略者として見る視点は新鮮ですがストーリー自体はいまいち。オープニングは綺麗ですが劇中の演出もいまいち。救いは俳優の名演技とBGMだけ。俳優の暑い演技とは裏腹にストーリーは、おかしな方向に進みます。しかし主演の渡辺謙と村上弘明さん他、人間くさい芝居をすればさすがにうまい!1、2部通して出演する佐藤 浩市にも注目です。下手に脚本が目立つ場面よりもただ人物同士がやり取りしているだけの場所のほうが見所であったりします。1部では、安陪一族内での人間くさいやりとり、源氏の野望、いやらしい都貴族、2部ではがらりと変わり清原兄弟、義家の各々の野望に満ちたやりとり。ただし設定年齢+20歳位の方々が演じているので華やかさはありません。どことは言いにくいのですが、若手を起用した方が逆にベテランの演技がもっと引き立ったであろう配役がありました。あと2部はダイジェストかと思うほど短かく、もっと見たかったです。