誰もがエリカを愛してる
BSで拝見しましたが、なぜ沢尻エリカなのか?との問いに、皆が攻撃するから自分はかばって見たいみたいな事を言っていました。昔田宮二郎を歌った事もありましたが、架空な人物を歌ったものより、その人への思いを歌ったものは非常に心に残りますね。
天使の卵 通常版 [DVD]
夏姫が小学校で宮沢賢治の「告別」の授業をしているシーンで始まり、彼女のナレーションが最後まで続く。つまり、この映画は彼女の視点で描かれているわけです。ドラマは、歩太と夏姫と春妃の遠慮がちな嫉妬と愛してしまってごめんなさい的な罪悪感をめぐって展開します。まぁ、恋愛映画というよりも、悲恋を乗り越えていく男の子映画ですね。
「非・バランス」「ごめん」の冨樫監督らしい映画にはなっていたと思います。ただ、ストーリーの問題もあるけど、やたらとフィルターをかけた映像が、最初はいいのだけど、だんだん鬱陶しく感じる。
市原隼人演じる主人公が、葬式なのにもかかわらず、女の顔見て心奪われ、自分の恋の世界に入り込むシーンが、不謹慎な設定ながらリアルだったです。その、市原隼人は、若くて恋愛したい盛りの男の子という感じは悪くはなかったが、違う時制を演じ分ける点では今ひとつだったかな。(役名は一本槍ですが)一本調子なのが気になりました。(苦笑)
小西真奈美は、年下に好かれるお姉さま的役柄そのままにオーラがあったね。ラブシーンがまったくエロくなかったですけど...。(苦笑)
沢尻エリカが思いのほか良かった。4年前の自分と現在の自分をキチンと演じ分けているだけでなく、微妙な立場に立たされた女の子の感情を巧く演じたと思います。
世迷いごと
ある人気女優について。
「この人は「女優」じゃない。自称「女優」だろ。」と
以前から思っていたのですが、
一応その人は世間的に「人気女優」で通用しているので、
敵をふやしてしまうような気がしてずっと他人には言えずにいました。
この本のなかで、その人に関する記述を読んだときに、
長い間抱いていた悩みが解けてスッキリしたのと同時に、
同じことを思っている人が他にもいたという喜びで、
感激のあまり、立ち読みしていたものを購入しました。
他の女性に関しても、深く考察しており、説得力があります。とりわけ、
「福原愛の心の闇」
「高島彩」
「川島なお美」
「黒木瞳と谷亮子の共通点」
に関する考察は白眉でした。
この本は、決してアブノーマルな内容ではなく、
大勢の人が漠然と思っているであろうことを
より明確にしているところがすばらしい。
普通の人なら「なんか嫌」「なんか好き」で終わらせるところを、
徹底的に分析して言葉の形であらわしています。
なかなか、普通の人にできることではないと思います。
時間が経つのを忘れて本を読んだのは久しぶりでした。
1リットルの涙 DVD-BOX
病について、障害について、生き方について、深く考えさせられます。
でも、重く暗いだけではなくて暖かく前向きに生きる気持ちを持てるので、何度も観てしまいます。
亜也さんのお母さんの、娘に恋のひとつもさせてあげたかったという気持ちから生まれた、唯一実在していない麻生君の存在が大きくて、観ている方もせめてドラマの中だけでもと思いました。
現実は綺麗事だけではないという声もあるけど、ドラマの方もただの感動ものにせず、少しずつ進行する亜也さんと周囲のそれぞれが、どう生きるか、周りとどう関わるかがきちんと描かれていると思います。
若手を含めキャスト全員演技の完成度が高く、特にエリカさんと錦戸さんの涙のシーンは辛かった。
私自身、別の病を患い人生が180度変わる事態に直面した時、亜也さんのようには向き合う事が出来なくて、沈んで家族に心配かけたくないとか不安で何も考えたくないとか苦悩や絶望を、亜也さんが弱冠15歳で受け入れなければならなかったことを思うと堪らなくなります。
どんなきっかけでもいいので、病気の事を沢山の人に知ってもらって、少しでも研究が進んで一日でも早く治療法が確立される事を祈ります。