あしたのジョー 全12巻セット (講談社漫画文庫)
あしたのジョー、DVDボックスには二の足をふむ非ハードコア・ファンにとっては電車の中でイッキ読みできるこの文庫版ボックスは有難い。
20年以上前に読んだものを、今、大人(オヂ)になって読み返して、「懐かしい」と感じることはあるでしょう。でも、当時と同じくらい感動できる作品はそうそうないのではないでしょうか。
倒した強敵に感じる深い友情。倒さなければ、倒してからでなければ友情を感じないという倒錯。そういうジョーの人間らしさがわしづかみにした、心の中の少年の部分は長じても変わっていなかったことを確認できたのは密かな喜びでした。
12巻目を読み終えてしまうのが名残惜しかった。
アニメソング史(ヒストリー)I
3枚とも購入しました。 他のレビュアーの方の言われるようにあれもないこれもないわけですが、レーベルを越えたりして集めたベストアルバムだとレコード会社や版権の都合等でカバー曲モノになりがちなイメージが自分にはあります。その点、とてもすっきりしていてある意味では一時代を彩ってきたアニメソングの集大成だと思います。 豪華な制作陣と歌手の組み合わせを楽しむ事ができます。アバンギャルドな演奏も多く70年代という時代の空気を思い起こす、子供の頃のいろいろな事も一緒に思い出すそんな評価のできるアルバムだと思います。
あしたのジョー2 スペシャルセレクションDVD BOX どん底からの再起編 (DVD付)
実写版劇場公開に合わせて発売されたDVDシリーズ。Disc1枚に厳選した4話を収録。
Disc1は重要な回のみ選んだ印象ですが、Disc2では輝かしいカーロス戦のほぼ全容を
堪能できます。ジョーとの対戦を実現するために出奔し、南国のサンタとして泪橋近辺に
現れたカーロスとジョーとの交流を描いた10話が未収録なのは、本当に惜しいところ。
DVD画質はさほど良くはなく、オープニング・エンディング以外は本編中にチャプターも
ありませんが、1話あたり123円弱という値段はとにかくお得!近年発売された、超高額で
大きすぎるBlu-ray BOXを泣く泣くあきらめた身には、嬉しい限りです。
本シリーズで穴の抜けた回については、「僕たちの好きなあしたのジョー」の全話紹介で
補完される事をお勧めします。
ただ、次巻で金・ハリマオ戦までセレクトされているのに、肝心のホセ戦が中々出ない為、
宝島社営業に問い合わせたところ、今のところ発売の予定はないとの事。残念です。
実写版がDVD化される頃にでもまた再検討していただきたいものですが、いつの日にか
Blu-ray BOXが廉価版で再販される事を祈って待ちます。
あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組) [DVD]
劇場で観ました。
あまりにも良かったので、2回足を運びました。
この映画は、そのくらいの完成度があります。
世代にもよるでしょうが、漫画と言えば、この「あしたのジョー」を挙げる人は多いはず。
誰もが知っている傑作を実写映画化・・・、このニュースを聞いて、不安な気持にならない人はほとんでいないのでは・・・。
僕自身、「どうせ、大したことないんだろ?」位の気持でしたので、観る気も無かったのですが、予告を観てみると、予想以上に力が入っていて、「おぉっ、これは、良いぞ」と思い、劇場で観たら、文字通りノックアウトされた。
製作側の作品に対する熱意がビシビシと伝わってくるし、何より、俳優陣が文句なしの演技を披露してくれている。
正直、これを観て、山下の事を見直した。
これは、並大抵の気合ではない。
力石役の伊勢谷もすごかった。
ジョーと闘うために壮絶な減量をし、骨と皮だけの身体になっていたが、あれを見て、何も思わない人はいないはず・・・。(もし何も思わなかったら、病院に行った方が良い)
丹下段平役の香川照之もアツかった・・・。
葉子役の香里菜も美しく、芯の強い葉子を完璧に演じていたと思う。
全てが最高の作品だ。
原作者のちばてつや氏が絶賛する理由も分かろうというものだ。
きっと、故朝森氏も満足するだろう。
僕的には、是非、続編を作って欲しい。
その位、素晴らしい出来だった。
あしたのジョー2 サントラ
・・・・あしたのジョー2TVシリーズのサントラの「完全版」がでてもいいのでは?
このCD、元は本放送が始まってちょっとしてから発売されたレコードの内容そのまんまです。
初期の主要BGMは一通り網羅しているので確かに「買い」です。まちがいなく。
ただ、対金龍飛戦に使われた流用曲(これは別にCDが発売されています)や
後半の新録と思われるBGM(劇場版のBGMのメロディーラインの元になる曲もあり)
なんかも欲しくなってきます。
あしたのジョー(一作目)は「本命盤」が出ているのに
「2」はレコードの復刻止まりなのは悲しいのですが、今しばらくはこれで我慢します。