特上カバチ!!-カバチタレ!2-(25) (モーニングKC)
この巻は、ペットにまつわる話。
昔はどうだか知らないが、今はペットの葬祭業者がいて、きちんと弔ってくれるのだが、あくどい業者はあの手この手と金をせびったり手を抜いたりする事例。作中では「文句があるなら裁判所を通して下さい」と啖呵を切って終われたが、実際はこんなにうまくは行かないから、素人は善良な業者を頼んだ方がよさそう。
公営住宅のペット問題、作中では役所が強硬手段を取ってきたのが事の始まりだが、問題は動物が嫌いな人たちと一緒に住ませる事だと思う。大震災の影響でペットも焼き出されてしまったが、避難所に動物を入れるのはあまりよく思われない様だ。そういった事を考えると、「人間と動物の共生」を謳っていてもやはり「好き嫌い」と「衛生」が優先されるのかなぁと思ってしまう。
特上カバチ!!-カバチタレ!2-(24) (モーニングKC)
大野事務所のボスがなぜ行政書士になったかが本巻で明らかになります。
家族を犠牲にし、事件屋から足をあらった大野が、過去の因縁の相手と法律で死闘を演じますが、
その結末やいかに!!
身近な生活にひそむ落とし穴とその解決手段を学ぶこともできる一粒で二度おいしい作品です。
特上カバチ!! DVD-BOX
とても面白く、勉強になるドラマでした。
1,2話以外の話はすべて一話完結ですし、とても見やすい構成になっています。
また、人情味があふれるストーリーなので、見ていて心が温かくなりますし、毎回スッキリ終わるように構成されているので安心してみれます。
私は最初、堀北さんのような穏やかで可愛らしい顔立ちの女性に住吉の役は合わないんじゃいかと思っていたのですが、さすが女優。
自然な演技力で役もはまっていました。
櫻井君は普段キャスターなどで活動されてる分、田村のような熱血漢を演じられるととてもギャップが感じられ、とても面白く、彼の多方面なご活躍ぶりに改めて感心しました。
可能であれば是非、続編を作ってほしいドラマです!
激昂がんぼ(3) (イブニングKC)
前巻で寺本を見事につぶした二宮でしたが、
本巻ではその寺本の反撃が開始されます。
寺本は寺本らしく陰湿かつ着実な布石を打ってきますが、
それを時にスマートに時に泥臭く処理する二宮・神埼のコンビが、
官官、官民、民民の複雑で様々な絡み合いや、
人間関係を巧みに利用して物事を運んでいく様は非常に読み応えがあります。
バイク屋行政書士の存在や、
神崎から松子が土地を手放すという言質を取ってからの、
政治家パーティーのタイミングなどには少々ご都合主義な感じも否めませんが、
それでもこの内容を一巻で破綻なく纏め上げる構成力や、
難解に絡み合う内容をわかりやすく読みやすく描かれていて、
絵柄さえ受け入れることができれば、スルッと読めてしまいます。