We Are The World DVD+CD
俺が18くらいの時の作品だが、これで世界から貧困や飢餓は無くなるんだ。明るい未来はあるのだと思える程すごい出来事だったのだ。スーパースターたちは真剣だった。当時レコードも買ったしビデオも買って何度も観た。憧れのアーティストの集結だった。そこに現れた好きなミュージシャンは、あげたらきりがない程、よくこんなに集まったものだと感心した。マイケルを、はじめディランの存在感やシンディの入り込み方やスプリングスティーンとスティービーワンダーとの掛け合いなど、たまらなかった。しかし噂によると相当、収益が、あったにも関わらず、ちゃんとアフリカには寄付されなかったという噂も聞いた事がある。毎年、行うといったイベントも幻に終わったというわけだ。そして去年マイケルの死もあり、ハイチの大地震もあり25年ぶりに2010年バージョンが製作されテレビで観たが、ほとんど知らないアーティストばかりであった。最近の音楽を知らなさすぎる俺もダメなんだが25年前の感動は残念ながら、そこにはなかった。しかし音楽の持つ力を俺は今も信じている。
スティーヴィー・ワンダー―ある天才の伝説
大好きなんですよ!こういうアーティストブック!音楽だけでは決してわからないアーティストの部分を知ることができるというのが醍醐味ですよね。確かに彼は「自分を知るためには自分の音楽を聴いてもらうのが一番」ということを言っていたのは有名な話ですが、なんと言っても自分が生まれるより前に音楽を始めていた人なわけで・・・。それに彼の音楽の中にはメッセージを含んだものも多く、真に理解したければ当時の状況を知らなければならないというのも事実。
この本にはそんな彼の生い立ちから最新作「A Time 2 Love」までを追う、という現在最もコンプリートされたものだと考えられます。しかし、これは自叙伝ではないので、推測で結論付けてしまう場合も多いのですが、他人の目からしか分からないこともあるし、おそらく本人だったらそんなに赤裸々に書けないだろうなぁというのもおもしろいと思いました。
多くの影響を受け、影響を与えた彼だからこそその経歴を1冊の本にしようとするとやはり詰め込まれたデータは膨大。総ページ数240ページの99%は彼の経歴をギュっと詰め込み、残り1%には前28枚のオリジナルアルバム(+数枚のライブ盤、インスト盤)、全シングル(ヨーロッパ盤を含む)のディスコグラフィー、そして参照、音楽用語解説が収録されています。音楽用語解説…、そうこの本には専門家、マニア以外にはわかりにくい難解な音楽的解説が長々と書かれているのも珍しくないのです。
とは言え、やはりファンにはたまらないデータ満載で個人的には楽しめましたが、他の方はどうなのでしょう?
Songs in the Key of Life
1976年発表の2枚組作品。収録された各曲は余りに多様で、一言では容易に表現できません。言い方を変えるとそれだけの豊かさが溢れているソウルミュージックだと思います。凝った曲、情緒的な曲、クールな曲、憂いを含んだ曲、人によって推す曲はきっと異なると思います。それは後年、この作品から幾多の引用が見られたことからも明らかです。しかし圧倒的に魅力あるボーカル、メロディ・メイカーとしての才能、そしてそれを最大限に活かす当時としては新しいテクノロジーを用いながらも「あたたかみ」あるサウンド、全編を貫くそうした魅力に異論を唱える人はごく少ないのではないかと信じます。
We Are The World ザ・ストーリー・ビハインド・ザ・ソング 20th アニヴァーサリー・スペシャル・エディション [DVD]
子供の頃、英語の授業で先生がビデオを観せてくれたのが
この曲との出会いでした。
あの時の感動は今でも忘れません。
アーティスト達が心を一つにして一曲を真剣に歌っています。
楽しんで参加しているのがよくわかります。
当時はマイケルくらいしか知らなかったのに、
他にもいいなと思えるアーティストを何人も発見できて
その後の音楽の趣味が広がりました。
曲の後半の盛り上がりは本当に感動します。
何度も観てるクセについつい涙ぐんでしまいます。
80年代だし、古い!と言われようが
20年近く経った今でもこの曲は私の中で洋楽ナンバーワンです。