24 オリジナルサウンドトラック (CCCD)
シーズン3までの主な場面での音楽を収めたサントラ。
音楽はシーン順ではありませんが、どれも聴けばその場面が思い出されます。
効果音はCTUの内線音と、外線音(?)が二つ収録されてます。
ブックレットにはショーンカレリーの話や、曲ごとの解説などが載っていて分かりやすいです。
終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ (集英社新書)
ユーゴスラビアは、「7つの隣国、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字により構成される1つの国」と称される奇跡の連邦国であった。チトーという偉大な指導者を失えば、過去の民族紛争が蒸し返されるのは必然であった。
だが、どの民族がどの民族を迫害しているのか、複雑すぎてわからなかった。ただ、民族浄化という美しそうな言葉で陰惨なことが続いている気配はあった。
NATOの空爆が、必ずしも国際正義の観点から行われたのではないということが、本書を読むと良くわかる。そして、セルビア人の苦境が深刻なことを知った。だが、それぞれの民族が、今を必死に生きている。過去を嘆いても仕方ないが、ミロシェビッチは、民族を率いるリーダーとしてはあまりに狭量だった。
CASIO CELVIANO 電子ピアノ AP-200 鍵盤数88標準鍵
時々、ピアノを弾きたく時がある程度のものですが、全然満足しています。
椅子は調整できないですけど、僕にはちょうどよかった(168cm)です。
あと自動演奏も右と左を別にやってくれるので練習も楽しいです。
半分半分で、音域を同じにできる機能と、ヘッドホンを二つつけれるので、21時以降の
子供との練習も問題なくできます。
この安さで、この機能があれば全然OKだと思います。
イン・メモリアム
ジャンゴはジャズの本場アメリカとは遠くかけ離れたヨーロッパのミュージシャンだ。彼の作品には本場スタンダードジャズにトライしている作品もあるが、この作品は異質だ。名ジャズバイオリニストのステファン・グラッペリと組んだ本作は、間違いなく彼の代表作であろう。「ジャンゴロジー」も良いがまずは本作をお勧めしたい。彼の左手は怪我で使えない指があるのだが、そんな事まるでわからない程彼のプレイは驚異的だ。5本使ってても驚異的なフレーズを難なく演奏する。また本作には「インプロヴィゼイション」で彼のルーツのジプシー音楽を聴く事が出来る。1940年前後、アメリカでチャーリー・クリスチァンが出てくるまではギターは音量の問題からあくまで伴奏楽器だった。ジャンゴはチャーリーより10年以上前からヨーロッパでギターを主役にし、ジャズやジプシーのメロディーを演奏していた。とにかく素晴らしい。一度聞いてみて欲しい。
ライフ・イズ・ミラクル [DVD]
ボスニア紛争を背景に繰り広げられるヒューマンドラマ。
いや、アニマルドラマ?
紛争・戦争が背景に扱われる映画はどうも身構えてしまう。
緊迫感を感じずにはいられなくなってしまうけれど、
ダニス・タノヴィッチ監督の映画「ノー・マンズ・ランド」と同じく、
その点においてはこの映画も相当にゆるい。
シリアスかと思いきや、むしろシニカル&コミカル。
始まってしまった「誰かの戦争」よりも、
やっぱりサッカーや恋愛や家族のほうが大事。
でも現実からは逃れられない。
そのあたりのバランス感覚が実に絶妙だった。
また、素晴らしく美しい風景と、
圧倒的な存在感のある音楽、
個性的かつ魅力的な動物たちがぐんぐんとその世界に引き込んでくれる。
最後まで観ないと良さが分かりにくい映画かもしれない。
それほどに、ラストシーンにはグッとくるものがあった。