賽子(ダイス)の国の魔法戦士―ソード・ワールドRPGリプレイ・アンソロジー〈2〉 (富士見ドラゴンブック)
TRPGリプレイのアンソロジー。
友野詳氏、山本弘氏、水野良氏がそれぞれGMを務めたリプレイが収録されているが、各々色が出ていて面白かった。
リプレイというものは元がある分、小説より書くのが簡単だ、と思う人もいると思うが、作家さんによって面白い、つまらないが如実に現れてしまう分野だと思ってる。
他の作家さんが書いてるシリーズものを、とりあえず1巻だけばぁーっと読み比べてみた事があるのだが、同じゲームでもここまでつまらなくなるものか、と愕然とした事がある。
『ロードス島戦記』のヒットによりTRPGを日本に浸透させた水野良氏、SWの人気を不動のものにした『スチャラカ冒険隊』の山本弘氏、ギャグからシリアスまでこなすアイデア満載の友野詳氏のリプレイはやはり面白かった。
流石の一言。
六門世界PRGリプレイW〈1〉迷宮に巨人誕生を見た!? (富士見ドラゴン・ブック)
篠谷志乃さんの個性が良くあらわれたリプレイです。
システムが六門のファーストでだいぶ古いですが、そんなことはあまり気にせず楽しめます。
SWではPCが家族になりましたが、こちらのリプレイではNPCの家族問題がシナリオに絡みます。
シナリオ自体はストレートであまり引っ掛けは無いのですが、
NPCの設定と演出でプレイヤーを振り回す部分で楽しく笑えます。
(せっかく用意した厳しいバランスの)戦闘が同時攻撃連発でGMの思惑がおじゃんになるのは、
北沢氏のリプレイと共に、サイコロの神の思し召しの巧みさといっても良いでしょう。
1-2巻のシリーズ通して読んでみてください。面白いですよ。
GANTZ 20 (ヤングジャンプコミックス)
ガンツチームのメンバーの一部の住所等の情報がリークされ、
吸血鬼達に襲撃されます
日常も安全では無くなった
また、吸血鬼達の弱点が判明
太陽光が致命傷になる
ただし、それを防ぐ薬がある
そして、重要なメンバー数人が死ぬ衝撃な展開に
黒い玉を象徴としているドイツの宗教団体がチラっと出てきましたが、
この伏線がどのように展開するのか楽しみだ
ワールドワイドな展開になるのか!?
おとなの1ページ心理学 (ヤングキングコミックス)
精神科医のお遊び本・・・かと思いきや、いや、これが結構レベル高いんです。
イラストのソウさんの力も大きいと思いますが、マンガとして平均以上のレベルであることは確か。
そして、ギャグが結構本気で笑えたりします。
ある意味、ちょっと悔しいです(笑)。
著者の笑いのセンスが非凡だなーと思うのが、たまに入る心理テストコーナー。
解答欄がすべて1コママンガになっていて、しかもしっかり笑わせてくれる。
これ、考えるの大変だろうなぁ。
それなりに目の肥えたギャグマンガファンにも、オススメできると思います。
ま、自分でもネタにしていますが、一ページでも心理学でもなかったりしますが・・・。