尾崎豊―Say good‐by to the sky way
本書を読んで気持ちが安らぎました、愛する人愛しい人との別れは誰しもつらく悲しいものです、その思いが深ければ深いほど悲しみの度合いは比例します、だけど悲しみを事実として受け入れ本書を読んだ時、気持ちが救われました、尾崎豊さんはこんなにも兄上、大楽氏に心から愛されていたんだと、兄上の我が弟に対する一見冷静な語り口ながらも、むしろそれが思いの深さを感じさせている、そこには素直な真実の本当の人の別れに対する悲しみの情がある、その思いがあればこそ魂は安らかになるものである、本書に出会えて本当に良かった、心から感謝している
遙かなる山の呼び声 [DVD]
この映画の良い所は
1.つつましい愛情表現(プラトニックラブと言うか純愛と言うか)
2.悪人がいい人・・・ハナ肇演ずる虻田さんが潔いと言うか負けたら子分になってしまい、
決してスキあらば仕返しなどと考えない男気。
3.そしてラストシーン・・・倍賞千恵子とハナ肇が二人の会話と言う回りくどいかたちで
(良い意味で)「私はあなたが帰ってくるのを待ちます」というメッセージを伝える
シーンはまさしく純愛表現の真骨頂。
高倉健、倍賞千恵子二人の、「間合い」の演技が何といってもこの映画の魅力でしょう。
この映画は日本映画の歴史に残る(残したい)映画だと思う。
ぽ 1990
ポニキャンの90年代のヒット曲を集めたオムニバス・・ということになっているが、このアーティストにしてこの1曲に絞った、というのがいまいち分からず。例えば、最大セールスにすれば工藤静香は「慟哭」、GO-BANDSは「あいにきて~」だし、とんねるずも「ガラガラヘビ~」、藤井フミヤもWミリオン級の「TRUE LOVE」になるはず。かといって、それらを外したからといって、特別にロングセラーを狙ったわけでもないし・・。まぁ、とにかく、アイドルさんにしても、シンガーソングライターにしても、TVとの相性がいい楽曲が多かったことは確かに分かる作品です。
分岐点
個人的にミュージシャンか役者か、どっちつかずのアーティストと呼ばれる人がいる中で、吉岡秀隆は独自の音楽性をアルバムに表現している、確かに尾崎豊さんと親交があり彼の作品を愛聴していた影響もあり、尾崎豊的な感じを受けるのは確かだが確かに吉岡秀隆の独自のオリジナリティーを本作品において昇華している、聴いて趣きのあるアルバムです
ラストソング
吉岡秀隆と聞くとピンと来ない人もいるかもしれない。「北の国から」の純君と言えば理解できる人も多いだろう。彼は、俳優としてのイメージが強いが実はシングルもリリースしている。ヒットにもけして恵まれなかったが、この曲は私の記憶に輝く曲の一つなのは間違いない。
この曲に関して簡潔に言うなら「青春の痛み」と言った所か。丁度この頃の彼は「北の国から92」を経た辺りで、20歳前後の大人でもありながらまだ青春を謳歌していた頃だと思う。確か同名映画で使用された曲だったと記憶しているが、その映画共々音楽に賭ける青春という根幹のテーマをひしひしと感じさせてくれる曲でもある。
歌は、必ずしも上手いとは言えないかもしれないが、若さ故の焦燥感・不透明感・燃焼感色々な感情が曲に閉じ込められている。おそらく、この手の曲はリアルタイムで聴いていないと中々感情移入できないかもしれないが、今の子達でも何か感じ取れる物があるだろう。
曲構成は、いたってシンプルだがやはり胸に突き刺さる新鮮味がある。確か彼は尾崎豊のファンだったと記憶している。そう言われてみれば尾崎程存在意義を問い掛ける内容では無いものの、若さ故の痛みを抱えながら突き進んでいくというイメージがどこか似通っている気がする。作詞作曲吉岡秀隆という事で、やはり好きなシンガーの影響はどこか受けているのだろう。
そういう過程もあり、私はこの曲を聴くと当時友人の車でこの曲を聴いた情景がフラッシュバックせずにはいられない。。