イギリス人の格 「今日できること」からはじめる生き方 (集英社文庫)
変に難しい本だと頭が痛くなり、かと言って私、行って来ました的な日記風の軽い本は読めない。本書はそのどちらにも属さず、とても読みやすかった。その上、今はやりの啓蒙書的な面白さもありで、ビジネスマンに勧めたい。恥ずかしながらEUの意味を初めて知りました。ヨーロッパってやっぱり偉大だなぁと思わずにいられない。
ド・レ・ミ わたしの バイオリン (講談社の翻訳絵本)
アメリカの絵本作家スージー・モーゲンスタンとベルギーのイラストレーター、マリー・ドゥ・サールの共作を日本のマルチタレントの高田万由子が翻訳した、娘を持つ母親という共通点がある別々の国の女性三人が競演したコラボレート作品です。どようび、おばあちゃんに連れられて初めて行ったクラシックのコンサートでバイオリニストの演奏を聴いていっぺんで夢中になったわたし。そして自分でもひいてみたいなと思ったわたしは遂にパパとママにバイオリンを買ってもらって音楽教室でレッスンを始めたの。けれど、次第に演奏するのがとても難しく思えて来てすっかり投げ出したくなるのでしたが・・・・。この本は一時は辛くても一生懸命がんばり続けたら、いつか幸運の女神が微笑んでくれて心の中に幸せな気持ちを運んでくれるのだという事をきちんと教えてくれます。私はこの翻訳書の出版に関わった3人のおかあさんの共通の願いである小さな娘に向けての「くじけずにがんばって!」という温かい励ましの心が伝わって来るような爽やかで清々しい気持ちにしてくれる素敵な絵本だと思います。あなたもお子さんといっしょに本書を読んでしあわせなひとときを過ごして頂きたいと思います。
AERA with Baby スペシャル保存版 0歳からの子育てバイブル (アエラムック)
私見で申し訳ないですが、
育児書って、読む人によると思う。
自分の育児に迷って迷って、何かにすがりたいと思う人は
この種の本は、あまり読まない方がいいかもしれない。
むしろ、
「世の中にはこんな事を考えている人がいるのか」
「この気持ちわかるけど、これは当てはまらないかも」
「へぇ、すごいねぇ、だけど庶民には無理。」
ぐらいの気持ちで読むのが楽でいいのかもしれない。
間違っても
「パパ、うちの子は、あれとこれができてないから、今日から、全部させましょう」
「今日から、本に載っていたおもちゃで遊ばすわ。」
なんてならないように願います。
内容はバラエティに富んでいて、読み応えはあるし、
しばらくは手元に置いておける雑誌として、
買って損はないと思った。
パパとしてはママの育児の助けになるようなら、
買ってプレゼントしてあげても
いいのかなぁと思う一冊。