青空娘 [DVD]
青空に向かって叫ぶとか、このへんから流行ったのかな?増村も関わった大映ドラマというやつを私はあまり観たこと無いのですが、とにかくオーバーアクトで必要以上にドラマチックで、というイメージで語り伝えられていて、この映画にもそういうところがある。しかし、何かのパロディ的な面白さではなく、やっぱり純粋で力強い「生の肯定」として受け入れられるのです。
ミヤコ蝶々が出てくるだけでとても心が和みます。
最高殊勲夫人 [DVD]
舞台となる時代が高度成長期だけに、若者が怖いもの知らずの豪快さを持っています。お金が入れば、どんどん使うし、女の夢は素敵な人のお嫁さんになること!
今では考えられない平和さに満ちています。今の中国に似てるかな。
この時代に生まれたかったと思わされる映画です。
社長道中記 [DVD]
日本映画史に燦然と輝く社長シリーズのなかで、何が最高傑作かといふのはそれぞれ個人の見解があるでしょう。しかし、ですね私が思う最高傑作は本作品の正編、後編はワケデス。スピンオフのなかではでは『サラリーマン忠臣蔵:前編、後編ですね。盆と正月にはこの二作品を観る事をお勧めします。二作品ともに運命を握っているのは草笛光子。