ベスト・オブ・ベスト~珠玉のヴァイオリン名曲集[全66曲]
音楽に詳しいわけでもないのでごく短く。
ヴァイオリン、ピアノ他たまに名曲集みたいなのを聴きたくなります。
一番いいのは名曲アルバムのような感じ。
ヴァイオリンですとグリュミオーの名曲集をカタキのように聴いてきましたが、
今回お手頃な価格でたくさんいろんな曲が聴けそう、
という理由から、オススメされてたこちらを購入してみました。
大変よかったです。
普段クラシックなぞ興味のない人間にも聴きやすい選曲と演奏の名曲集でした。
音楽って何だろう―安永徹対談集
安永徹さんは、1977年にベルリン・フィルに入団して、1983年から四半世紀、
コンサートマスターを務めた、世界にに誇る日本を代表するヴァイオリン奏者。
その安永さんの貴重な対談集。相手は、作曲家の故・石井真木氏、元N響コンマスで、
同じ斉藤秀夫門下の徳永次男氏、作曲家の三善晃氏、父上の故・安永武一郎氏の四人と、
いずれも専門家だが、堅い話ばかりではなくて、安永氏がベルリン・フィルのコンマスの
オーディションを受けたときのエピソードなど、素人にも大変興味深い話が詰まっている。
オーケストラプレイヤーの頂点を極めた安永さんだが、誠実で真摯なお人柄にも感動する。
安永さんは今年(2009年)2月22日のコンサートを最後にベルリン・フィルを退団し、
帰国することが決まっている。これから日本で安永さんの演奏に接する機会も増えるだろう。
オーケストラ・ファン、ベルリン・フィル・ファン、安永さんのファンには是非ご一読を
薦める。
ベスト・オブ・ベスト バロック名曲[全84曲]
バロック音楽を聴くようになって35年以上になります。ほとんどの曲がダブることを承知で買ったのですが、同じ曲でも演奏家によって表情を大きく変えるのがクラシック音楽の楽しみであり、言葉は悪いですがある種の「博打」でもあります。延原武春さん、豊田耕児さん、松本美和子さんといった日本の演奏家が聴けるのが、このCDを選んだ最大の理由ですが、今度の「博打」は当たりました。馴染み深い曲にもう一度触れたいと思う方、またバロック音楽にあまり親しみを感じていなかった方、どちらにもお勧めです。松本美和子さんが歌うヘンデルのアリア(オンブラ・マイ・フ、私を泣かせてください:間宮芳夫編曲)は見事だと感じました。皆さんが持つ音楽への「思い入れ」に応えてくれるアルバムだと思います。