ヒンデンブルグ [DVD]
本品のパッケージには、LB(レターボックス)、スコープサイズの表示があります。4:3のスタンダード画面向けの仕様かと思って再生したところ、16:9のワイド画面に対応したスクイーズで収録されていました。若干フィルム傷がみられる箇所もありますが、画質は良好だと思います。予告編などの映像特典と英語字幕がないことが残念です。
「ヒンデンブルグ」は、アメリカではDVDの商用化から間もない1998年に発売されたのですが、国内ではなぜか発売されませんでした。国内盤の登場はないものとあきらめていただけに、今回の発売はうれしい限りです。取り上げてくださったことに感謝しています。
この映画を製作したユニバーサル・ピクチャーズには、「アラベスク」、「カリブの嵐」、「クイン・メリー 愛と悲しみの生涯」、「1000日のアン」、「ドラキュラ」(1979年版)、「ヘルファイター」など、国内でDVDが発売されていない作品がまだ残っています。これらが今後発売されることを期待します。
ポセイドン・アドベンチャー (ハヤカワ文庫 NV 161)
ジーン・ハックマン主演の大ヒットしたパニック映画(1972年)の原作。嬉しいことに2006年にはワーナーのリメイク映画(W.ペーターゼン監督、カートラッセル主演)が日本でも見られそうです。(但しリメイク版はクリスチャンを怒らせ無い様にキャラクター設定が全面的に変えられていますが。)
内容紹介が無い様なので、要約すると津波で転覆した豪華客船の乗客達のサバイバル物ですが、かなり通常の冒険アクション物とは異なります。何を信じるかという信仰や信念、どうするべきかという哲学と勇気、また何も決断せずに運を天に任して選択をしないという選択肢など、それぞれの登場人物の価値観や決断力に視点が置かれています。
そして普通のハリウッド映画らしからぬ意外な結末。努力した本人が報われずに日和見の弱虫が生き残るとか不条理な結末は、残酷さと爽快な達成感がごちゃ混ぜになった不思議な読後感を与えます。
映画の方はVHS時代からずっと今もDVDで売り続けているのだから、原作であるこの傑作もいつまでも日本の読者が読めるように残してもらいたい一冊。
ポセイドン・アドベンチャー [DVD]
アカデミー主題歌賞を受賞したモウリーン・マクガヴァンの「モーニング・アフター」の歌詞は「夜明けは必ずやって来てくれる。今夜さえ耐え忍べばきっと朝日を浴びる事ができる。光りを探し続けましょう」というものだったが、その歌が象徴するように、この映画が教えてくれるものは、人間の信じる力と勇気です。型破りな牧師、元売春婦と、夫である警官(女房に頭が上がらない)、孫に会いに行くために船旅をしている老夫婦、歌手など、様々な人物のバラバラな考え方が生きるためにひとつになって行く姿が感動的。雑貨屋を演じるレッド・バトンズがいい味を出している(笑)この映画に感動した人は「ポセイドン・アドベンチャー2」は観ない方がいいかも・・・(汗)
ポセイドン・アドベンチャー [DVD]
ポセイドンアドベンチャーのTVムービー化作品、90分ものの番組2本として構成されている。特撮などはCGが目立ち、また、セット撮影も「ポセイドン」にくらべれば相当見劣りはするが、それでも、40年前の本家に比べればなかなか凄い。ドラマ部分はテロリストネタなど新たなプロットも見られるが全体として、キャラが十分生かし切れていない感じがどうしても残ってしまう。ただ、軽い気持ちでみれば決して退屈しないし、本家で描かれていない、救助する側の視点は新鮮でおもしろい。
ポセイドン・アドベンチャー (THE POSEIDON ADVENTURE)
1972年の元祖パニック映画『ポセイドン・アドベンチャー』の
オリジナルサウンドトラック・ステレオ収録盤がついに発売!
音楽は、この作品の後、大ヒット大作映画の音楽を次々に
手掛けた巨匠ジョン・ウィリアムズ。
本盤では、各未発表ヴァージョンや、パーティーで演奏されて
いた室内音楽や「蛍の光」(26.Auld Lang Syne)(歌:レニー
・アーマンド)、挿入歌「モーニングアフター」も歌入りを
2ヴァージョン収録。(歌:レニー・アーマンド)
メインタイトルやエンドタイトルをはじめ、重厚でスケールが
大きな曲の数々が甦ります。