肉単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (筋肉編))
美しいイラスト、わかりやすい語源解説、解剖学を初めて学ぶ学生にはとってもお勧めの本です。よくぞここまでマニアック(?)に…というくらい丁寧なつくりなので、十分価格に見合う本だと思います。(本文の前の序文からちゃんと読んでね。)サイズも持ち歩きに便利です。同シリーズの「骨単」もお勧めです。今後「脳単」「臓単」も発行予定とか。待ち遠しいです。
はじめてのラテン語 (講談社現代新書)
以前にローマ法に興味を持った折にラテン語の必要性を感じて、手軽にラテン語全体を見通せる文法書がないか探したことがありました。新書としての特性を生かした本書は、そんな目的にぴったりの良書です。つまり、ラテン語で原書を解読する必要まではない方、あるいは将来的にその必要はあるものの何の知識もないような初学者の方が、格、変化、語順などのラテン語の文法的特徴を大雑把に把握するのに最適だと思います。
単なる教養だけでなくある程度使いこなせるようになるには、2冊目以降の学習が必須なのは言うまでもありませんが、その際の理解を容易にする一冊になるでしょう。
Monty Python and the Holy Grail [VHS] [Import]
Monty Python & the Holy Grail is simply the best movie by the comedy group from England, Monty Python. Never heard of them? You should. Their other movies, Life of Brian and The Meaning of Life, are nearly as good, but this one beats them all. Why you ask? I don't know really, the jokes are outlandish, the songs ridiculous and the effects are sub-par, but somehow it all adds up to comic gold. You will laugh yourself silly and find yourself humming the tunes or saying the lines in spite of yourself.
Mademoiselle [VHS] [Import]
邦題「マドモワゼル」。フランスの異才作家ジャン・ジュネが1966年に書き下ろしたシナリオを英国の鬼才・故トニー・リチャードソンが映像化。モノクローム・ワイドの画面いっぱいに、片田舎で展開される常軌を逸した有閑夫人(ジャンヌ・モローが好演)による残酷な物語。物語自体は後味の悪い話なのに、奇妙に心に残るのは、錦ヘビが絡まる長い長いショットから繋がる驚愕のフラッシュバックによるエピソードを始め、映画でしか表現できないものをよく知悉した鬼才作家のシナリオと演出のハーモニーが心地よい映画的リズムを作り出しているからにほかならない。リチャードソンの映画は、このほかにも著名作家の映像化作品が多いが、いわゆる文学臭がする頭でっかちの作品が皆無なのは、鬼才たるゆえんだ。
Pocket Oxford Latin Dictionary
まともに羅和辞典を買うと高いので、英語を読むことが苦にならない人(英語が出来なくてラテン語を学ぼうとする人はあまりいないと思うが……)だったらこれで充分。但し当然ながら、羅和辞典のように、巻末に文法等が載っていないので、学習の際には文法書が必要。ペーパーバックなので、使い込むうちに表紙が傷んでくるが、それは仕方なし。随所に小さく登場する解説のようなものも、読んでいて面白い。後半のEnglish-Latinが、意外に役立つ。