ALL COVERS BEST(完全生産限定盤B)(オリジナルピック付)
カバーは賛否両論あって当然だと思います。
このアルバムには、原曲の殻を破った面白いアレンジもたくさんあるので、原曲が大好きでイメージを壊したくない。原曲のイメージ以外は受け入れられない。といった方にはあまりおすすめはできないかもしれません。(でも一聴の価値はあると思います)
選曲についても色んな意見がありますが、「ALL SINGLES BESTが足跡なら ALL COVERS BESTは、立ってた場所。歩いた場所。」と小渕さんが言っているくらいですから、お2人にとっての思い入れのある曲が多いのは自然な流れでしょう。
有名曲を集めて無難なアレンジで一般受けを狙うのではなく、自分たちの音楽の原点となった曲を集め尚且つアレンジにもこだわったこのアルバムは、コブクロの原点回帰と新たな挑戦への意欲が強く感じられました。
好き嫌いはあるでしょう。しかし、このアルバムを『自分でいい曲を作れない人が作るカバーアルバム』や『CDを売るために作るカバーアルバム』と一緒にしてほしくはない、と思える作品です。
いろんなものを取っ払って、まっさらな気持ちで聴いてほしいです。オリジナルアルバムとは違った楽しさ、感動を味わえると思います。
私は素晴らしいアルバムだと思いました。
このアルバムを経て生まれてくるオリジナル曲たちが楽しみです。
Live is Wonderful ~Misato Matsuri Box 2006-2010~ [DVD]
やっと観終えました。西武V20の後、いろんな場所で開催された美里祭りを堪能できました。相変わらずの歌唱力、5年間続けたこと(天気に恵まれて)、抜群のパフォーマンス、全て素晴らしかったです。来年の夏祭りが凄く待ち遠しくなるDVDです。
Serendipity(初回生産限定盤)(DVD付)
オリジナル・アルバムとしては4年振りの新譜です。
商品説明の通り、シングル曲として発表された曲がアルバムの半分を占めていますが、その他のアルバム曲とうまく融合していて、コンセプト・アルバムのように聞こえます。シングル曲もアルバムの中で、違って響きます。特にアルバム後半は、とてもスピード感があって、一気に聞かせてくれる感じでした(アップテンポが多いという意味ではないのですが)。
四半世紀以上ずっと美里のアルバムを聞いてきましたが、このアルバムは、いいです。
もちろん毎回(毎アルバム)全力投球なのは、分かっていますが(笑)、でも、このアルバム、ほんと、いい。
個人的には、佐野元春さんのバック・バンド「HOBO KING Band」が乱入している二曲目が、気にいっています。
MISATO V20 スタジアム伝説~最終章~ NO SIDE [DVD]
私は、DVD-BOXを即購入しましたが、価格が高額なので、
「欲しいけど無理かな?」と控えられた方も大勢いたと思います。
そんな方々に、これは朗報です。「今回は、迷わず購入できますヨ!」
BOXの中でも一番輝いていたのが、文句なく「V20」です。
美里さんのエネルギーが、凄く伝わってくる正に「伝説のLIVE」と言えます。
「無理をしても、観に行けばよかった。」と、深く後悔しました。
その位、素晴らしいステージで、有終の美を飾っています。
西武スタジアムは、渡辺美里さんの本拠地です。
虚構の劇団『リアリティ・ショウ』 [DVD]
初演でファンになった『虚構の劇団』の第2回公演は、会場が早くも「紀伊國屋ホール」とは!びっくり。
前回公演作のテーマは、ネット上のいじめやブログ+民話、
今回は、サバイバル番組(リアリティ・ショウ)とWeb生中継サイト+カルト宗教+鴻上版ロミオとジュリエット。
取り上げる題材が今回も”今”のネタでビビット。
ある家に劇団員全員が缶詰になり、稽古の様子だけでなく、すべての生活がWebで24時間生中継、。
人気投票・不人気投票あり、途中からは週一回の告白タイムができて、「あいのり」だったり「ねるとん」だったり。
中途半端に観られているよりすべて完全に観られているならそのほうがいい。
というのもわかる気がします。
誰も見てくれないよりも余程いいかも?
ああだこうだもめながら、一緒に芝居を作る仲間たち、
こういう空間を観ながら、観客としてこの時間を共有して
一緒に楽しめるのがとってもいいんですね。
また、それぞれの俳優さんたちの個性と、そのコンビネーションがより生きてきた、自然に息が合ってきた感じがします。
パンフレットを読んでも、鴻上さんも意識的にキャラクターを引き出しているようです。
それぞれの個性が、とても反映された役が作られてます。