六番目の小夜子 第3章 [DVD]
息子 :『それで〜本物の小夜子は誰なの?
にせの小夜子?もう一人の小夜子?』
私 :『最後まで見れば解るよ』
息子 :『教えて! 教えて!』
私は、『六番目の小夜子』を本放送と再放送と
二度テレビで見ました。
息子は、一度怖がって見るのを断念しているので
どういうストーリか知りません。しばらく経って
再放送された時、好きになったらしく知りたがり屋
になりました。
この『六番目の小夜子』は、結構配役が良かった
と思います。
潮田 玲役の 鈴木杏もいかにも活発な女の子で
等身大の演技ができていたし、
後に映画『電車男』に出ている関根 秋役の山田孝之
も親が離婚している繊細な少年役がよく合っていました
そして当時、映画『死国』に出ていた津村 沙世子役(栗山千明)
は、なにか あ・や・し・い『サヨコ』が演じられていました。
昔の『少年ドラマシリーズ』子供の頃、よく見ました
わくわく!どきどき!結構面白かった。
『謎の転校生』『七瀬ふたたび』題名は忘れたけど
タイムトラベラーをテーマにしたドラマが面白かったと
思います。最近、そういうドラマやってないのが残念
ネバーランド Vol.1 [DVD]
一応2001年7月〜9月クールに放送されたドラマになります。
メインキャストは今井翼(現在のタッキー&翼)、三宅健、村上、生田、田中(現在のKAT-TUN)になります。
私は原作は知らなく、ドラマで初めて知りましたけど、世界観も神秘的で、結構ハマリ要素も良かったドラマでした。OPのV6の主題歌も最高に良かったし、ドラマ中に流れるサウンドも文句なしです。
この頃から今井の演技も大分主役を任されるようになって演技としての評価も高まってきたのではないかと思います。髪の毛も舞台に沿ってか黒寄りにもなったし・・・。(昨年のsummer snowのときは凄かったな・・・)
ただ、三宅に高校生役は正直無理があると思いますので若干違和感感じました・・。
といっても別にさほど評価さげる程でもないので是非お勧めですよ!!
後、今現在KAT-TUNである田中も出ていたのにはビックリしました!!(今とは全然違いすぎる・・・)
きのうの世界(上) (講談社文庫)
取り敢えず、読み終わるにあたって頭の中に浮かんだのは「良くも悪くも「恩田さんらしい」作品だなぁ」ということでした。
私見ですが、恩田作品の多くは、途中まで「作品に惹き込まれてしまってページをめくる手が止められない」という状態が物語終盤まで続くのですが、肝心のラストになると「こういう終わり方は有りなのか?」と感じてしまう事が多いように思います。
しかし、恩田さん好きな私にしてみたら、この作品は「どちらかといえば「有り」だな」と思えるような終わり方になっていると思います。もっと言えば、終わり方が個人的に「綺麗だなぁ」と思えるような出来になっていると思います。
とはいえ、核心部分の謎については「ふぁんたじー」に頼ったようなものであったことに加え、結局「主人公格の女性の死の真実」「被害者の弟」「駅のステンドグラスの鋏と雲の謎」といった伏線を回収できていないようにも思えたので、評価は☆3つですね。
…でもまぁ、この「伏線を張り巡らせ過ぎて回収しきれなくなる」といった辺りに一番「恩田さんらしさ」が出ているかなぁ、と思えなくもないのが恩田クオリティーですね(苦笑)
夜のピクニック (新潮文庫)
他の人のレビューを見て思ったのだけど、年をとったから、だからこそこの本に共感できるんだと思う。
今しかない。
今は今しか経験できない。
だから、背伸びして大人にならないで良い。
どっぷり、今につかっていて良い。
子供時代は子供の時にしかできないってことに、結局大人になってから気づく。
この本がファンタジーであるとすれば、子どもたちが「今しかない」ってことに子供の時に気づいちゃうっていう、そのあり得なさではあるのだけど。
大人のノスタルジーとしては、ありだなあ、と思うのです。
ちゃんと子供をできなかった大人が、大人になってから子供をやり直そうとしてもがくさまを毎日のように目の当たりにするにつけ、子どもの時に斜に構えずにちゃんと子供であればよかったのだろうか、と、ふと思うことがあるからかも知れません。
特に前半が秀逸だと思う。
食わず嫌いをせずにもっと早く読むべきだった。