Paradise Lost
前作のアルバムで大きく成長を感じましたがこのシングルでさらに成長したということを感じました。
1曲目激しい曲で展開もめまぐるしいですが聴いていて飽きません。2曲目は物悲しい感じでこれもまた彼女の新しい1面を
見れた気がします。
ここ2〜3年の躍進は目覚ましいと思います。彼女自身すごく歌が上手いというわけではないですが発表する
曲を自身の歌にしている。茅原実里の曲にしている感じを受けます。作曲されてる人たちの力もあるとは思いますが
それだけでは近年の成長ぶりはないと思います。これからも期待できます。
Kagrra Indies BEST 2000~2003
Kagrra,はメジャーのアルバムしか持ってなかったんですが、インディーズの曲も好きです。
このアルバムを聴いて、なんか若い(笑)って思いました。勿論良い意味で。
メジャーにはメジャーの良さ、インディーズにはインディーズの良さがありますね。
Kagrra,が解散し、一志さんが亡くなった今は本当にこのアルバムが大切な物に感じます。
新・御神楽少女探偵団
新・御神楽探偵団自体はボリュームは多くはないが旧作が付いてくるのでお得感はあります。
ただ一昔前のPSゲーム(旧作)なので絵的にしょぼく、声優陣の力量と全体的にかな〜り古臭く感じます。
逆にPC版(新・御神楽探偵団)はCGだけでなく、演出の向上、18禁ならではグロさと格段の進歩が伺えます。
読まされるのではなく推理トリガーを使って自分も捜査に参加できるのは有難いし
時折難しく感じたり移動が億劫に感じるも話自体巧くまとまっている為ダレル事なくプレイできました。
3人娘のキャラ性質や男性キャラもそれぞれ魅力的で良かった。
18禁としてはエロは控えめ。
PSから受け継いでる関係もあるので、エロエロチックで攻めるわけにもいかないか。。
18禁になってエロに頼るだけでなくきっちり推理(話し)をまとめあげた事に賞賛。
続・御神楽少女探偵団 ~完結編~
ジャンルはアドベンチャー(推理)。前作「御神楽少女探偵団」の続編。前作を楽しめた人ならこれも絶対に楽しめる(どうせ遊ぶなら前作とセットで遊ぶのがオススメ)。
物語の内容は濃く、登場人物は魅力的で、画面も結構綺麗。描写はそれほどグロテスクじゃないので、グロテスクな描写の推理ゲームが苦手な人でも安心して遊べる。
ゲームオーバーになった時に以前セーブしたところからやり直さなければならないのは面倒だけど、まぁ許容範囲内。
梁塵秘抄 (光文社古典新訳文庫)
「梁塵秘抄」にインスパイアされた川村湊の創作だとすれば勝手にやってくれればいいし、そもそも買わないのだが、
これが「梁塵秘抄」の「今様」な「新訳」だと言って販売しているのだから、違和感が残る。
基本的には梁塵秘抄の歌を、昭和のムード歌謡の歌詞に直したという印象。
例えば、
雨の降る夜に 別れたの
帰る道には 傘もなし
コートもなしに 濡れるまま
無情の人は 通り過ぐ
ホテルの灯りも 消えたまま
元の歌は
「雨は降る去ねとは宣ぶ笠は無し 蓑とても持たらぬ身に 忌忌しかりける里の人かな 宿貸さず」
やりたいことはわかるのだが、2011年の現在からすれば「今様」どころか、「梁塵秘抄」よりも古臭い。
「今様」の新訳にしたいなら、なぜ現代詩作家や現在のリアルな日本語に通じた人物を訳者にしなかったのだろうか。
秋元康が訳者として適任であるような作品なのに。
瀬戸内寂聴はリアルな女子中高生言語を取り入れた文体で、名を伏せてケータイ小説を書いた。
80歳を過ぎた大家が、今生まれつつある日本語へ、偏見を捨てて真剣に対峙する姿勢が、読者の心を打つ。
都築響一は『夜露死苦現代詩』で、言葉のプロや研究者たちが見捨てている、生きた日本語を集めている。
落書きから相田みつを、日本語ラップまで、知識人にはバカにされながらも市井の多くの人々を動かす言葉が確かにあって、使命感を持ってそれを丹念に記録する態度に敬服する。
本書からはそうした「今」への探究心が感じられない。
「"今様"として再生」するという「壮大な実験」の一部だとうたいながら、どこに「今」があるのかは最後までわからなかった。