永遠の0 (講談社文庫)
第二次大戦終了から60年後の日本。司法浪人の健太郎は姉の薦めにより
ゼロ戦特攻で亡くなった祖父・宮部久蔵の生涯を取材することになります。
彼の取材は、祖父の戦友から話を聞いていくものですが、取材を進めるにつれ
祖父のゼロ戦エースとしての腕と人柄、考え方が分かってきました。
そして最後に、祖父の特攻に関する驚くべき真実が明らかになります。
宮部久蔵は架空の人物であり、本小説もフィクションですが
実在した撃墜王、岩本徹三・西澤広義・坂井三郎といった人物が登場し
フィクションとは思えないほどのリアリティを醸し出しています。
また、宮部をはじめとした人物の思いも、圧倒的な臨場感で迫ってきます。
「敵を何機墜としても、一度でも墜とされたら、それでおしまいです。」
当然と思える考え方ですが、それが当然とされなかった組織・時代があったのです。
ともすれば特攻が美化されることもある中、本当に特攻隊員が考えていたことは何か、
そして日本軍の失敗はなぜ起きたのか。真の教訓が描かれているような気がします。
日本が活力を失っている今だからこそ、その教訓は深く心をえぐります。
600ページありますが、むさぼるように一気に読みました。
魂を揺さぶられる小説であり、すべての日本人、すべての世代、
そして戦争を知るすべての人達におすすめです。
EMOTION the Best さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち [DVD]
中2の夏休み、日比谷の映画館で同級生と劇場公開を観賞しました。あれから随分と年月は過ぎたのにラスト40分の映画館内の”涙・涙・涙"の光景は今でもはっきり覚えています。前列から2列目で見ていた私は、ヤマトと都市帝国との戦闘が激しくなる頃に後方からの「すすり泣く」重い気配に気づき、後ろを振り返りると館内観客の8割程が涙して(女の子の中には嗚咽のような泣き声を出してる子も)観ている事に気づいたのです、隣を見れば一緒に来た連れもいつの間に号泣・・・あんな異様?な光景を見たのは後にも先にもこの時一度きり・・。でも自分は頑張って泣かなかった。(だって男が人前で泣くなんて!)
公開当初、劇場で観終えたファンの一部から製作者側に「なんで皆を殺したのか」と抗議の電話があったと聞きましたが、当時は私も受け入れ難いヤマトと愛の戦士たちの結末に作り手に不満を少なからず覚えたものです。(それまではハッピーエンドの映画しか観た事なかったから)
時は流れ、30年振りに前述の色々な事を思い出しながら今度はDVDで「さらば・・・」と再会、「宇宙は母なのだ、そこで生まれた生命は全て平等でなければならない、それが宇宙の真理であり宇宙の愛だ」この古代のくさいセリフに今更ながらに涙(いい年して)。30年前も無理せず劇場で泣いていれば良かった。
THE GREAT VACATION VOL.2~SUPER BEST OF GLAY~(初回限定盤B)(DVD付)
アルバム自体については、GLAYファンにとってはイマイチな感じかな?
まずベスト版はあまり必要ないし(オリジナルを持っているから)、DISC3は・・・まぁ、ベスト版のプラスα的な感じなので。
私がお勧めしたいのは、特典のDVDです♪
GLAYのライブを観た事がない方にとって、GLAYのライブ映像を見る絶好のチャンスではないかと思います。
テレビのGLAYやCDとも全然違いますし、収録曲もシングルはわずかでアルバム曲が多いですが、これもまた違うGLAYを知ってもらえるチャンスかと。
GLAYのライブは本当にかっこいいです!
そして、副音声!!
「GLAYって面白いんだ」って感じてもらえると思います(笑)
爆笑しました。
『I'm in Love』(8/16 日産スタジアム)なんて、感動の1曲のはずなのに、副音声有りで見ると爆笑です。
副音声無しでみると、GLAYのかっこよさを。
副音声有りでみると、GLAYの面白さも感じることのできる、お勧めの作品です。
脳からストレスを消す技術
心身の健康と人生の成功のカギは「セロトニン」そのセロトニン神経を活性化する方法が、書かれています。
「リズム運動」「号泣」確かにこれは、効果があると思います。基本的に元気だけど、最近なんだか調子が悪いとか、ちょっと人間関係でもやもやした気分とかいう時には
即効性があると思います。しかし、私は個人的に、文章のあちこちに、ひっかかるところがありました。まず「セロトニン神経」を「共感脳」と呼びセロトニン不足で生じる「うつ病」などは、共感脳が弱いともとれる書き方をされておりますが、一般的には「うつ病」などは、まじめで共感能力の高い優しい人の方が、かかりやすいと思われますので、うつ病にかかっている人が読まれると、不愉快にはならないでしょうか?また、マッサージなどは、リズム運動なので、マッサージ師などは、セロトニン神経が、発達しているはずですが、知人でマッサージ師で何十年も仕事をされてきた方で、うつ病になられた人を私は2人知っているので、「リズム運動」をしているから、大丈夫と過信は禁物です。あと、人間のストレスは、大きくわけて「依存症」と「逆恨み」と書いてありますが、人間の心はそんなに、単純なものではないのではないのでしょうか?
もっとも、ひっかかった点は「自分にとっての一番の報酬が「愛する人の笑顔」であれば、自殺する人などいないはずです」という点です。自殺した人は「私利」で生きていたのでしょうか?私は違うと思います。実際自殺した人を知らないので、想像で物を言うのは、何ですが、世のため人のために働き自己犠牲的なほどに優しい人が うつ病になったりもします。そんな人が追い詰められて自殺することもないとは、言えません。私は、感動する映画を見て号泣する前に、身近な誰かの心の痛みに共感したり、ニュースで知る知らない人の悲しい事件にも、痛みを想像出来る人間でありたいと思います。
ドラマCD 俺たちのステップ STEP1 〜激怒と号泣、そして爆笑〜
<キャスト>
左近@寺島拓篤
右京@下野紘
夢児@千葉進歩
翔@遊佐浩二
夢蔵@麦人
なにわツインズ兄@鈴村健一
なにわツインズ弟@福山潤
香山@岸尾大輔
人気シリーズSBに負けず劣らずの、豪華な顔ぶれで始まった新シリーズ
新人の寺島くんが非常に頑張っています。主役2人が歌ってるテーマソングも収録されていますが、いまいち歌唱力に不安のある下野さんも頑張って歌ってくれていました
しかし、なんと言ってもこの作品の一番の聞き所は、漫才や落語を声優さん自らが本当にやっているところ!
笑えるかどうかは別として、それだけでも聞く価値アリです