アイ・ラヴMJ ~ジャズ~
視点を変えてマイケルジャクソン氏の曲を聴こうと思い、手にしたアルバムの一つです。
アルバムの帯によると「マイケルジャクソンの珠玉の名曲をジャジーにカヴァー!!」とあります。
ジャズバンドならではのにぎやかな「帰ってほしいの」から、ギターソロの「マンインザミラー」、渋いジャズボーカルの「ザウェイユーメイクミーフィール」、ピアノの「ヒューマンネイチャー」と色々楽しめる作品です。
原田和典氏によるマイケルオリジナルの曲とカヴァー曲それぞれの解説がついています。
「帰ってほしいの」が異なるヴァージョンで2曲目と最後の11曲目に収録されているのが不思議だったのですが、解説を読み納得しました。
このアルバムに込められた思いが伝わります。
カヴァー曲のアルバム情報が解説に掲載されているのも高評価です。
グリニッチ・ビレッジの青春 [DVD]
若かりしころ劇場で見ました。北海道の某市では当時、封切り映画は2本立て(今からは信じられない)でした。この作品は、「ロックオペラ トミー」との併映で「トミー」がお目当てだったのに、この「グリニッチ・ビレッジの青春」に感動して映画館を後にしたのを覚えています。クリストファーウオーケンがとてもよくて、ウォーケンが出演しているというので後に「ディア・ハンター」なんかも観に行ったのを覚えています。またこの作品をきっかけにポールマザースキー作品に注目するようになりました。そんなことで、この作品はたいへん長いことソフト化を待ち続けていたものです。数年前にNH○のBS放送になんとか放映できないものかとメールしたこともありました。ほんとうにとてもよい映画です。此度のDVD化は本当にうれしいです。感謝・感謝です。
話の終わり
日経の書評で絶賛されていたので読んでみました。読んでる途中に朝日新聞でも書評が掲載されていました。
主人公の女性が12歳年下の恋人と出会い、別れ、そして別れた後も彼を追いまわすというストーカー的な話しが展開されるが、著者の立場と主人公の立場が錯綜する不思議な小説。こんな小説読んだことがないという世界です。
訳者の岸本佐和子さんの訳が素晴らしい。リディア・デイヴィスの世界を見事に日本語で表現しています。