雄気堂々 下 新潮文庫 し 7-4
維新なった日本において、渋沢栄一が活躍するさまを描く下巻。
大隈重信に説得されて政府で仕事を始めた栄一。大隈の「みんな勉強しながら日本を作っていく、八百万の神の一柱として働いて欲しい」という誘いの言葉は、明治初期の日本の姿とそれを支えた政府の有能さと努力をよく表しているように思います。
しかし、政府主導ではなく「合本組織」にこだわって下野し、後は、生涯、一産業人として過ごすことになります。第一銀行の設立、外国との不平等な取引の解消、宿敵三菱との戦いなど、常に戦い続ける栄一の後半生を描きます。
妻である千代の死で物語は終わっているため、栄一の晩年(の栄華)まで描かれてはいませんが、それでも一農夫から立身出世した壮絶な人生を、テンポのいい文章で読ませてくれます。
企業小説が多い城山氏ですが、本作は彼の隠れた佳作といっていいでしょう。
鉄のラインバレル 6 (チャンピオンREDコミックス)
前巻から、随分短い間隔での発売。
今回は鬼伝説が絡む、ちょっと変わった趣向の話。
今巻の内容により、実はあのロボットたちは
別世界の物という事が
うっすら判明。
鬼伝説といえば、我々世代では「手天童子」なのだが
メカ物での鬼伝説は、ちょっと面白い。
ただメカ戦は、ちょっと物足りなかったかな・・・
鉄のラインバレル 4 (チャンピオンREDコミックス)
ラインバレルと浩一が初めての宇宙での戦闘です!だんだんとですがラインバレル&浩一のコンビが強くなってきてるのでこれからの展開がとても楽しみですよ!!!!