四畳半神話大系 (角川文庫)
帯に青春コメディとあったので、私好みではないと思っていましたが、なかみ検索を読んでいたら続きが気になって買ってしまいました。
読み始めたら面白くてとまらなくなりました。
いや〜すごいな。よく考えてあるし、計算されている。
青春コメディという言葉からはとても予測できなかった展開。
馬鹿っぽくみえて実はかなり奥深い。
森見さんってすごいなって感服してしまいました。
文体も賛否両論あるみたいですが、私は大好きです。
出町ふたばの豆餅は遠くて買いにいけませんが、カステラは食べたくなって買ってしまいました。
例え一話目で、読みずらいな〜と感じても、一度慣れてしまえば引き込まれて、もっともっと読みたくなります。
読み終えてしまうとなんだかさびしくなり、普通の文章では物足りなくてさらなる森見作品を求めてさまよいでてしまいました。
この本に出会えて本当によかったです。
SP(エスピー) オリジナルサウンドトラック
SPを見ていない方も一度聞いてみてはどうでしょうか。一曲目は有名なテーマソングで「出動」をテーマにした曲のような感じでした。また、このトラックには悲しい風景が生まれる音楽V6の「Way of life」も入っています。歌っているわけではありませんが曲だけでここまで想像がうかぶのは初めてでした。ドラマを見ていた方はもっと楽しめます。「SPとは肉体的にも強くて正義感の強い人たちであるが、一方悲しい印象も強い」というメッセージを受け取ることができます。
ぜひきいてみてください!
ジーニアス英和辞典
ジーニアス英和辞典は多くの電子辞書にも採用されていて、国内では有名な学習英和辞書の1つです。
昨年に20年目の全面改訂と銘打って第4版が発売されました(2001年発売の第3版から約5年ぶりの改訂です)。
電子辞書全盛の時代ですが、私自身は紙の辞書が好きでジーニアス以外にもレクシス、ウィズダム、アドヴァンスドフェイバリッド、Eゲイト、リーダーズなど数種の辞書を使っています。
購入から1年間、この第4版ジーニアスを使ってみた感想として、語法やイディオムに関しては豊富な情報が記載されているという印象です。
しかし、肝心の各単語の訳語に関しては他の辞書に比べて使いにくさが目立ちました。
(訳語のバリエーションは他の辞書の方が断然上で、しかもジーニアスは難しい言葉で言い換えている場合が多いです)。
訳語や例文に関してはレクシス、ウィズダム、アドヴァンスドフェイバリッドの方が優れていますし、今回の改訂で加えられた単語のイメージはEゲイトに遠く及びません。
他の辞書がコーパスや認知言語学などの新しい理論に立って編集されているのに対してジーニアスは少し古いという感じを受けました。
(ジーニアスの編集に際しては、どうせ電子辞書に採用されるという慢心があったのかもしれません)
単色の電子辞書ではその違いがはっきりしませんが、2色刷の紙辞書ではその違いははっきりと見てとれます。
もし今後、紙の辞書の購入を検討されている方は、書店などで複数の辞書を実際に手に取ってみて比べてから判断したほうが無難だと思います。