2U(トゥー・ユー)~SKIの神様と過ごした日々の記録2編 [DVD]
内容は、「2004〜2006年のモーグル滑降記録」と「2006年のトリノオリンピックの1ヶ月間の記録」の2編に分かれています。このDVDの面白いところは、トリノ約半年後に編集されたこの映像を見ながら上村選手自身がコメントしているモードで見ることもできるところです。そのコメントがなかなか面白いです。 後編は、オリンピックに出場する上村選手が直前に膝に痛みを覚えたが、それを徐々に復調させ、オリンピックに望む生々しい記録です。スキー場へ練習に向かう前に黙々とストレッチをする上村選手などが、淡々と記録されています。また、周りの選手、お母さん、サポートスタッフなどとの暖かい交流などは、スポーツをしている人の爽やかさ、優しさを感じます。
上村選手は2007−2008年のモーグルワールドチャンピオンに輝きました。日本の誇りです。チャンピオンになった大きな理由にヤンネコーチ指導が報じられていますが、それは事実でしょう。しかし、このDVDに収められている時期も、一途にモーグルに取り組んできた上村選手であったからこそ、ヤンネコーチと巡り合ったチャンスをものにした(言い方悪いですが)のではないでしょうか。
私は偶然にも、凱旋帰国間もない3月27日、岐阜のスキー場で子供達のスキーを指導する彼女を見ました。子供の滑りを真剣に見つめ、滑ってきた子供には、子供の目線に合うように身体をかがめて、子供に分かる言葉を選んで指導していました。
1度や2度の失敗にくじけず、真剣に物事に取り組む大切さを私から娘に伝える最高のドキュメントです。
やさしく、強く、そして正直に - 弱い心との向き合い方 (じっぴコンパクト新書)
私の中で上村愛子の存在がはっきりしたのは、昨年6月皆川賢太郎と結婚のTV会見を見てからではないかと思う。それまで、彼女の名前や競技種目などは知っていたが、ここまで彼女のことに感心を持つようになったのは・・・なんだろう?。彼女の持つ魅力かもしれない。
”やさしく、強く、そして正直に”この本のタイトルを彼女はお母さんの生き方と評しているが、実は彼女の生き方を表したものと私は感じている。さまざまな過去の中で彼女はお母さんの愛情によってモーグルスキーに出会い、それを大切に育て、自分のものにし、オリンピックに4回出場した。
今回のバンクーバでメダルこそ逸したが、彼女の競技は素晴らしかった。TV会見を私は見て、彼女の涙に負けないくらい私も泣けて泣けて仕方がなかった。
彼女がブログにこう書いている。”どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのに なんで結果は残せないんだろう。メダルはいつも ちょつとのところで届かない。”
でも、この本を読むにつれ、彼女は周りの人々の愛情にたっぷり恵まれているとても素晴らしい人であることに気づいた。表紙をめくるとチャミングな彼女の笑顔が迎えてくれます。のんびりと、コツコツとしか進めない彼女だから、本の内容は彼女らしい、やさしさが至る所に漂っている。世界的に活躍するスキーヤだけど、それを除けばやさしい、魅力のある綺麗な女性だということがわかり、ますます好きになって心からこれからも彼女を応援したくなりました。
Ski2011 Vol.1 (ブルーガイド・グラフィック)
2010年5月頃に購入して、10月にレビューしますが、この時点で書籍による用具選びとしては、この本が(この本しか無い)決定版となるでしょう。
数年前はもっと色々な出版社からあったんですが。
不景気とはいえスキー日本伝来100年にしてはショボいシーズンですねぇ。
今現在でも他社からのスキーカタログありますが、各社代表モデルの試乗レビューを詳しく掲載しているのをお求めなら、今シーズン、このブルーガイドスキーが便利です。
他社の月刊誌で、専属デモのレビューはありましたが、プロと一般スキーヤーも混じった、板1台につき3人がコメントした試乗レビューは本誌しかありません。
もう予約注文ではなく、この時期に購入しないと限定バージョンのモデルは、売り切れて購入に間に合わなくなる時期でもありますよ〜。
ほぼ各メーカーからの主力のブーツやウェアも紹介。
肝心の板は、中級レベルの板やセミファットスキーの試乗レビューもあって、いろいろチェックしていると、いやぁホント、購入に迷うかもしれないです。
シーズンが始まっても、スキー場によってはニューモデルをレンタルするスキー場もあるはずです。本誌の評価をもとに数モデルを試乗してみて、初売りバーゲンでゲットすることだってもちろん可能です。(ただし人気モデルの板は早めにどうぞ)
ニューモデルスキー欲しいなってスキーヤーの皆さんにお勧めします。
上村愛子モーグルテクニック [DVD]
上村愛子さんのビデオということで、
アイドル的なプロモかもしれないと思っていたのですが、
いやいや、このビデオには、自分なりのポジションを持つための基本トレーニング、
テクニックが盛り込まれています。
このビデオを見て、2シーズン目になりますが、
中程度のモーグルコースを一気に滑られるようになりました。
モーグルが好き、コブが好きだが、なかなか旨くならない人には
このビデオをお勧めします。
スキーがうまくなるカラダのつくり方 (LEVEL UP BOOK)
スキーもやはり、体幹が基本、これをどう鍛えるか、
鍛えた結果どうなったかが書かれています。
ご本人が悩みながら、これだと実践し、結果をだしたことなので
信頼できます。
鍛え方も、珍しい道具などは一切不要。十分、家で実践できます。
トレーニングを続けるための心構えも、お母様の例を参考に挙げて
書かれていて、なるほどとまさに納得の一冊です。
スキーがうまくなりたいなら、焦らず、まず体幹を作ることのようです。
写真も分かりやすく、いい本でした。