虫皇帝 POISON 2~最強決定戦トーナメント~ [DVD]
虫の強さ・凄さが分かります。特に、オオエンマハンミョウVSオサムシは衝撃的です。下手なホラー映画を観るよりも怖かったです・・・。怖いもの見たさで、興味ある方は、ぜひ観て下さい。損はしないと思います。この「虫皇帝」シリーズは、同類の「虫王決定戦」よりも激しいバトルが多くて、私は好きです。
不倫純愛 (新潮文庫)
この本は、普通に新堂さんの作品コーナーに置かれてました。「いいのかしら?こんなに過激な本なのにR指定じゃなくても・・・?」っていうのが、まず正直な感想です。
でも、読み方によっては、結構深いかも。人は常に自分の存在価値を見出したいと願っています。それが、男女の関係という形として表れただけで、会社での自分の居場所や肩書きを取っ払ったときの自分のアイデンティティーを求める、その変形パターンといえるでしょう。
あくまでもこの小説だけを例に挙げると「不倫って、自信のない人同士がやるものなのかなぁ」と感じてしまいました。正に二人の関係は共依存というべきで、主人公の京介は、女にモテたいというより、自分の男、もっというと「雄」としての存在価値を取り戻したいと強く願っています。
その京介の愛人は、恋人に一番愛されているという実感が無いゆえ、女としての自信が欲しい。そのくせ、既婚者に愛を求めるなんて、明らかに矛盾しているのですが、渦中にいれば、そんな理屈はどこかに飛んでいってしまうのでしょう。
京介は、自分の不貞に対して、とことん妻に罪悪感を持っており、そこが読んでいてどこか憎めません。「愛人がいて、何が悪い」という開き直りがあるわけではなく、愛人との性交中も常に妻のことが頭から離れない。「理性は欲望には勝てない」と言いつつ、罪悪感がどんどんエスカレートしていく。タイトルの「不倫純愛」は、完全に居直ったタチの悪い男には相応しくないのですが、京介なら何か許せそう(あくまでも他人事として)。バカな奴だな、と思わず笑っちゃいますが。
虫皇帝 POISON [DVD]
レビューが遅くなったが、新堂さんありがとうとまず言いたい。 虫王亡き後、様々な虫たちを見られるのはこのシリーズしかない。 今回は種類に偏りがあるものの、十分楽しめる。
華麗なる欺き
前半は良かったけど、後半からケータイ小説さながらのクオリティに...。 題材はいいだけに残念ですね。 あと詐欺師は暴力を使わず話術と頭脳だけでスマートにターゲットから金品を手に入れることをモットーにしている登場人物たちが強盗さながらのやり方で「お宝」を奪い合うシーンが散見されたのは、統一感がなく残念でした。 まあ個人的にはある程度楽しく読めたので☆4つで。
炎と氷 [DVD]
ご存じの方も多いと思いますが、人気が出る前の上地雄輔さんがホストの役で出演していて、ホストクラブの客(ヤクザの妻)に手を出してしまうという場面で大胆な濡れ場を演じています。今となっては貴重な映像かと思います。上地さん演じるホストは、宇梶剛士さん演じる風俗専門の闇金融業の社長に女性を扱う才能を見込まれ、そこで働くことになるのですが、それをきっかけに「炎と氷2」で、ホストとして女性をもて遊んだツケを払わされる悲惨な運命を辿ることになります。
作品全体としては、Vシネマというのは全般的にもっと何でもありなのかと思っていたのですが、暴力も性描写もそれほど極端なものはなく、どちらかというと淡々とした印象でした。画面全体から、闇社会ならではのうらぶれた暗さが伝わってきます。