青春歌年鑑 80年代総集編
13社合同企画の青春歌年鑑シリーズの80年代総集編になります。
こういったオムニバスのヒット曲集の場合、馴染みのある曲よりも
知らない曲の方が多いというケースが多々ありますが、
この総集編は非常に有名な曲が多いため
多くの方にとってほとんどの曲に馴染みがあることでしょう。
(ちなみに私は全37曲中、35曲が知っている曲でした。)
また、収録曲でイモ欽トリオのハイスクールララバイと
プリプリのダイアモンドが同じ年代にカテゴライズされている
ということにかなりのカルチャーショックを受けました。
逆に言えば10年間で音楽シーンがいかに変遷していったか
ということが認識でき、新鮮なサプライズが味わえそうです。
特に私のような団塊ジュニア世代にとって80年代という時代は
小学生から高校生までの期間であり、より一層サプライズが
深まると思われます。
こういった総集編の宿命としていかに有名な曲を集めたとしても
全ての方に100%の満足を与えることはないわけですが、
それを考慮に入れても本作の収録タイトルは非常に豪華で
総集編の類の中では非常に高い満足感が得られることでしょう。
また、この青春歌年鑑は1年単位でもリリースされています。
例えば本作はチェッカーズのジュリアに傷心が収録されていますが、
「私にとってのチェッカーズは涙のリクエストなんだ!」という場合は
青春歌年鑑1984年版を購入するなどの検討方法をオススメします。
若大将50年!
デビュー50周年記念コンサートを武道館で観た後に、購入したCDである。「若大将」映画をリアルタイムで観賞した世代にとって、加山雄三が現役でがんばってくれていることは大きな励みになる。今年で73歳というから、驚きだが、それにしてもこの「若さ」の秘訣はどこにあるのか。まさに「若大将」だと思う。CDに関して言えば、ザ・ヤンチャーズとのコラボと加山雄三が日本のスタンダードナンバーをカバーするという面白い組み合わせになっている。加山雄三は持ち歌を歌わせればピカイチだが、決して器用な歌手ではない。それが、「知床慕情」や「愛燦々」を詩情豊かに謳い上げてくれている。加山自身の選曲によるものかさだかではないが、確かに日本の歌謡曲やポップスのベストテンを選べと言われれば、これらは必ず上位に入って来るだろう。圧巻は、やはり「座・ロンリーハーツ親父バンド」と「サライ」か。この二曲だけで、この値段だけの価値があるのではと思うほど、楽しく、切なく、心動かされる。加山さん、どうもありがとうございました。これからも我々をリードしていって下さい!
劇場版アニメーション作品「三国志」 [DVD]
コレ。
横山さんのアニメも面白いですが赤壁の戦いで終了してます。このアニメは桃園の誓いから孔明が死ぬまでを描いています。ということは一応、三国志の歴史を掻い摘んで一通り把握できるようになってます(関羽の娘というは初物でしたが、おそらくフィクションだと思います。たぶん)
時間がかなり長いのですが三国志の始まりから終わりまでを考えれば上手くまとめているといったほうがいいでしょう。
今まで見てきたアニメの三国志の中で一番オススメできる作品です。
大集合! 青春のフォークソング [DVD]
凄い選曲だ、凄すぎる。
山谷ブルースにはチャンピョンをもってきて、ボディにしみる。
チューリップのアップリケにオリビアを聴きながらを連続したら
脳天ふらふら。
山崎ハコにダカーポが同じディスクに、、、ほぼ昇天。
コアでディープなマニアも押さえつつ、青春の甘酸っぱさに
涙できる思い出カラオケ要員も満載。
封印したはずの、長髪時代に思いをはせながら
皆で酒の肴にしたい感涙の逸品である。
階
アリス再結成をした還暦60歳の谷村新司の短編小説集だ。
短編小説が集まり、「音楽」という一つの大きな歴史の河の流れになっている。
とても面白い構成の小説集だ。人と人、時代と時をつなぐ絆の大切さを改めて気づかせてくれる。現代社会の日々の生活の中で忘れてしまったものを改めて思い出させてくれる。
谷村新司が作る詞や、コンサートのMCで伝えたいことはこういうことだったのか、と納得する。
気軽に読めて、後味の良い爽快感のある小説集だ。