エアロダンシングF
隠れざる名作フライトシミュレーションシリーズの記念すべき第2弾!!現存する数あるフライトもの(家庭用ゲーム機)の中で実質9タイトルものシリーズ(ユーザー参加型等の企画版を除くと厳密には新規4タイトルだが…9タイトル目の最新版でさえ2002年に既に発売済み以後ベスト版も再販済みで総計10タイトル)が現存する時点でいい意味で尋常で無い作品群の凄さが伺える。PCから家庭用ゲーム機への移植は人気タイトルシリーズ等によくあるケースだがそれとは真逆で、家庭用ゲーム機(DC)からPC(Windows)への移植だけで同シリーズ中2タイトルもあるのも驚きだ。数あるフライトものとは明らかに違う異端のシリーズが10作品にも及んだルーツはこの初版に在る。『戦闘から演技へ、破壊から創造へ』発想の転換とも言うべき斬新なコンセプトに非武装世界初アクロフライトシュミレーション!ブルーインパルスに入隊すべく様々なアクロバット技術を身につけて果ては航空ショーにも出場するといった感じ。そしてこの「F]はより戦闘系へ。全体的システムや雰囲気は本家パイなろ(パイロットになろう)系だが明らかにこちらの方が上なのは…
☆多彩な視点切り替え(23種類も有りフライト後自己リプレイを映画の様にオリジナル編集'保存可)☆指導教官による懇切丁寧な音声ブリーフィング&段階別数値評価(←具体的な自己失点部位が判りやすく矯正しやすい)&模範演技(お手本飛行)画質的にはハードスペックの違いもある為コクピットView等のHUD(ヘッドアップディスプレイ:計器類)の解像度もPS2に比べれば落ちはするものの(&リプレイデータ保存ブロックがちょっと食い過ぎの為☆減1個)それを取って余る程のシリーズ通しての独自な世界観や飛ぶ事は勿論、鑑賞用としてもまだまだイケてる希少な名作だと思います。
エアロダンシングF ドリームキャストコレクション
このゲームは初代ブルーインパルスに続く2作目の廉価版。
よってコスト的にはお買い得。
まず、この通称「F」は「ファイター」の「F」だということ。
初代が「基礎飛行から曲技編隊飛行」を目指したものに対し、これは「基礎飛行から戦闘機乗りになる」事を目指したもの。
訓練の後半は「戦技訓練」となり、「如何に相手を倒し生き残るか」という事に主眼が置かれている。
使用機体も前作の「自衛隊機のみ」から「自衛隊機+米軍機」に幅が広がっている。
戦闘機とはいえ「シューティング」ではなく「シミュレーション」なので、一般的なシューティングゲームと違い、実際の戦闘機に近い状態の武装だ。
コンピューター相手の対戦から、人間同士の二人対戦プレイも可能。
そして、前作からのフリーフライトモードでは、好きなマップで自機・敵機・それぞれの武装を自由に選んでの対戦が可能となり、当然リプレイの保存もできる。
今度はリプレイの保存がフライト時間により変化するので、複数のリプレイをメモリーカードに保存できるようになったのも朗報。
通常版「F」でも買って損は無いと思える内容なのだから、絶対にお買い得。
エアロダンシングF
ドリームキャストで発売されたエアロダンシングFのPC向け移植版で、DC版ADFの内容の他、轟つばさの初飛行の内容の一部を収録しています。ゲーム内容そのものに付きましては、DC版のレビューなど参考にされると良いでしょう。対応OSはWindows95/98/Me/2000で、2000にはオフィシャルサイトで配布されているパッチが必要です。また非サポートですがWindows XPでも作動可能なようです(SP3で作動しています)。
通信対戦は、メーカーのロビーサーバーの運営が既に終了しているため、基本的には遊べませんが、取り説によるとIP直打ちでの対戦も可能なようです。ただしこの辺は取り説でも少しか記述されておらず、ポートの設定情報なども不明です。
古いゲームなので、現在のゲームを基準にすると、☆2〜3くらいが適当かも知れません。ですが、かつてDC版を遊んでいた方にとっては、それ以上の価値があると思います。また起動時にディスクチェックが入らないため、思い付いたときに気楽に遊べる点も、私的には高評価の一因になっています。
なおPC版エアロダンシングとしては、この他にエアロダンシングiも発売されています。PC版ADFは通常の紙箱パッケージの他、低価格版としてデジキューブが販売したパッケージ(厚めのDVDケース風)もあり、入手性は比較的良いですが、PC版ADiは低価格版がリリースされなかったため、やや入手性が悪いです(Amazonにも商品ページがないようです)。