ベスト・オブ・ベスト・モーツァルト
学部卒業後他大学の大学に行って勉強を続けている友達がいる。彼が勉強をするときモーツァルトを聞くと言うのでまねをして買ってみた。音楽の聴き方は分からないが確かに何かに集中したいときにBGMとして流していると効果的だと感じる。音楽は4枚のCDに分かれているのだが、気づくとCD一枚分終わって長い時間が経っているということがこの数日何度もあった。
ベスト・オブ・ベスト/クラシック・ピアノ
リーフレットを読まずに、最初のリストの「ラ・カンパネラ」を聴いた時、これはもしかして、と慌てて説明を読みました。やはりフジコ・ヘミングでした。続くリストの「ため息」「泉のほとりで」もそうでした。独特の奏法ですし、解釈ですが、少し聴いただけで演奏家の姿が浮かび上がるような演奏はめったにありません。ピアノ演奏というと完璧に弾くということに主眼が置かれそうですが、楽譜の中に潜む作曲家の感情や思いを浮かび上がらせるような演奏はあまりありませんので、その意味において貴重です。絶大な人気があるピアニストだということがよく分かります。
ミハイル・プレトニョフが3曲弾いていますし、ダン・タイ・ソンが2曲、タチアナ・ニコラーエワ、スタニスラフ・ブーニン、エリック・ハイドシェック、ケマル・ゲキチ、仲道祐子などの有名なピアニストの演奏も収められていました。他の演奏者も当たり前ですが、物凄く上手です。音大生やピアノを練習している人にとって、お手本として聴かれるのでしょうね。かなり幅広い作品からの選曲ですから、ピアノの名曲を堪能したいという人にも好適でしょう。
通俗的な名曲も含まれていますが、今まで聴いたことのない楽曲もあり、楽しみながら4枚を聴き通しました。
リーフレットの解説は参考になりました。誰が書いたのかは分かりません。署名入りで載せてほしいですね。冒頭のコメントを書いた音楽評論家の萩谷由喜子さんでしょうか。
83曲もピアノ独奏曲が収められているわけですから、繰り返し聴いても飽きません。
ショパン名曲100
このCDにはセルジオ・ティエンポによるピアノソナタ第2番と、24の前奏曲が収められている。ソナタでは圧倒的な技巧のキレを持って物凄い演奏を聞かせてくれるし、24の前奏曲はメリハリがあって面白い。(かなり個性的)というわけで、既存のショパン演奏に飽きている人など、良いかもしれない。
なお、ティエンポはVictorにもともとソナタ3番も録音しており、そちらも一緒に入れて欲しかった。