砂漠のアラベスク~アラビアの音
テレビで中東の歴史や旅を特集するときに、必ずと言っていいほど流れてくる現地の音楽。この音楽に、昔から心惹かれている。たくさん出ているCDの中の、どのCDがいいのかわからないまま、当時CDショップでジャケットを見て決めたのがこの1枚。ただ、私の持っているCDのジャケットは、このページのイメージ写真ではなくて、黒の背景にこの写真の像が写っているもの。1991年8月21日発売のCDなので、同じものだと思うのだが…。
音楽は、期待通りの中東の雰囲気を伝えてくれるものばかり。耳に心地良い。
音の世界遺産 アラビアの音楽
アラブ音楽ってどんな感じだろう？と思ってCDを探しているなら、こちらがお勧めです。歌はもちろん、弦楽器や打楽器でアラブ音楽には欠かせないものが網羅されていて、アラブ音楽をはじめて聞く方にはいいガイドラインになるのではないでしょうか。ちなみに私のお気に入りはドラムアンサンブルです。すごいかっこいいですよ。ぜひ聞いてみてほしいです。
イラクの音楽
アラビア千夜一夜物語の中心都市「バグダッド」。湾岸戦争での映像を見ると、かつての雰囲気はすっかり無くなってしまったのでしょうが、このCDを聞けば千夜一夜の世界にタイムスリップ出来ます。1、2曲目からもろアラビアの雰囲気がプンプンしています。3曲目もコーランを唱えてるかのようなイスラム的な旋律。10曲目などは打楽器のアンサンブルでベリーダンスに通じる雰囲気があります。アルバムは歌物、インスト物が半々と言ったところで、いかにもアラブ的な物、イスラム的な物、土着的な民族音楽色の強い物、などが混在していて、こういった音楽に興味があれば良いのではないでしょうか？
但し、11曲目は個人的にちょっとつらい物があります。音楽ではなく、宗教儀式を実況録音しているのですが、24分以上ある。咳をする音が入っていて臨場感はたっぷりあるが、雰囲気を感じるにはちょっと長すぎる。
