にほんのうた 第ニ集
この企画のコンセプトからすれば、もとの歌からどれほど遠くアレンジできるかが勝負です。その意味で、圧倒的に異色なのが遠藤賢司の「黄金虫」で、ギンギンのロックになっています。第2集は、歌い手自身が編曲を担当している曲が多いのですが、アコースティック・ギターの音色を生かしたアン・サリーの「たなばたさま」と物憂げな哀愁を押し出したマイア・ヴァルー「シャボン玉」、ムード音楽のような「浜辺の歌」のほかは、シンセサイザーの響きと効果で似た印象になっています。メロディーラインのしっかりした曲はかえって似た曲になってしまうようです。ギター伴奏の「朧月夜」がかえって新鮮で、難しいものだと思いました。第3集では編曲の過激さがきわだちます。
MOONRIDERS THE MOVIE「PASSION MANIACS マニアの受難」DVD+Collector’s Premium CD
言わば日本語ロックの生成に関わった人々が多数登場し、音楽業界という狭い村社会の歴史とその行き詰まりを描いている。
美術教育概論
著者の中心となっている大橋功さんは、もと中学校教師であり、かつ、幼児教育のスペシャリストでもあります。
彼の講演などは、おもしろく、わかりやすく、本質を語り、人気があります。大橋さんのように幼児から中学生までを見通して美術教育についてそのことを語れる(授業をつくれるレベルで)人は、そんなに多くはないでしょう。
小学校の先生も、中学校の先生も、高等学校の先生も、大学の教員養成課程の先生も、幼児期のことを押さえてこそ、美術教育が見えてくると思っています。なぜ、授業時間素を減らしてはいけないのか、そのことも見えてくるはずです。
美術教育の本質を考えるためにもよい本です!
美の巨人たち/ベスト・オブ・ベスト The Great Masters of Art 2000-2006
CDタイトル通り、美の巨人たち2000〜2006までのOP/ED曲が収録されている。
一曲一曲が多種多様な彩りを見せており、どちらかと言うと地味ではあるのだが、
番組のコンセプト同様荘厳かつエスプリの効いた物が多い。
改めて通して聞き、以前の美の巨人たちを思い返すのもいいし、
番組を知らない人が環境音楽として聞いてみるのも悪くはない。
ヒーリングミュージックは無いのでリラクゼーションとは無縁だが、
良い感じに気分を高揚させてくれるだろう。
だが、一つだけいただけないところがある。五十嵐はるみのAlways Shinが番組で使われた物とは違う点だ。
番組で使われたAlways Shinは彼女のアルバムMarbles Chatに収録されている。
何故こんな不可思議な収録方法をしたのか理解に苦しむ。
更に言うならば、番組最初のED曲であるspente le stelle-星に想いを-が収録されていない事。
まぁ、こちらは既に出ている音楽集を買えと言う事なのだろうから、むしろGiant Stepsが収録されている事を喜ぶべきか。