テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)
平たい種族の風呂文化のクオリティーに衝撃を受けながらも
ローマの技術レベルでそれをほぼ実現してしまうルシウスの情熱はあっぱれです。
彼の風呂にかける愛はついに皇帝の知るところとなり、ついには政治の世界にも
影響をおよぼしはじめます。
私は海外3か国くらいに住んだことがありますが、どの国もユニットバスで
湯船と洗い場が別になっているのは日本くらいです。この完全に生活に根付いた
日本の豊かな風呂文化が、ヨーロッパを制したローマの政治にまで影響をおよぼすストーリは
痛快で仕方がありません。
何十巻も続く作品ではないと思いますが、ルシウスが果てにどんな風呂にたどりつくのか。
楽しみでなりません。
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
誰も着目しなかったであろうジャンル
『風呂』
銭湯が舞台とかはあったかもしれないけど、風呂のが主題の話は見たこと無いなぁ…
でも
それだけならマンガとしてウケなかっただろう
ローマ人の主人公の風呂バカぶりとその異世界へ渡る日常をコミカルに描ける作者の手腕もスゴい
主人公の喜びがこちらまで伝わってくる
ジャンルがジャンルなので
幅広い世代が読める事も考えればこの作品の大賞受賞は当然じゃないだろうか
1度読んで
選ばれるには理由があるのを体感して欲しい